ラスタ・パスタのレレ日記

生活をシンプルにする。

簡単なようで難しいですね。

それで普通は部屋の中を片付けて無駄なものを捨てたりして
気分をすっきりさせたりするんでしょうが。

僕の場合、生活をシンプルにする、ということは
なんというか、生きる根本の考え方をもっとLOHASのような考え方に近づけよう、
ということでしょうか。

そんなことなら、クルマを売ってクルマに乗らない生活にすればいい、
という考え方もあるでしょうが、
残念ながらそこまでは出来ませんでした。


そこで、今まで何年も乗っていた愛車、輸入車ですけれども

クルマのど真ん中、前と後のバランスが　50vs. 50になっているクルマ
でＦＲ、後輪駆動

というば、クルマに詳しい人はなんのクルマかわかると思うのですが、

例えば、高速で（本当はそんなスピードを出してはいけないのですが）１４０kmぐらいスピードが出た時には、ピターっとクルマが高速の路面にひっついて、走行が安定してくる、
そんなクルマです。
つまり、速く走ると（いやゆっくり走っても）運転そのもの、走る感覚そのものが楽しいクルマです。

ぼくは、思い切ってこのクルマを売ってしまいました。
愛着のあるクルマで、
イーグルスの「Life in the Fast Lane」という曲名がぴったりのクルマ、
というかそれに象徴される考え方。

追い越し車線の人生＝行き急ぐ人生
なんでも、全力で頑張ればものごとが達成できる、という考え方

を捨てました。

もっと気軽に、力を抜いて生きていこうと。

で、買い換えたクルマは、
でもやっぱり極端に安いクルマを買う、というか
欲しい国産車はいくら考えてもなかったのですが

たまたま、新聞とテレビの両方で広告をみて興味を持って、
ネットでいろいろ調べて、
翌日、ディーラーに行って試乗して、
そして決めてしまいました。

正味、2日間でクルマの買い替えを決めてしまったのです。
衝動買いではありません。

そのクルマの宣伝文句をすこし曲解して

「大人になれないひとの、大人のクルマ」

これって、僕のことじゃないか。そう思ったのです。
ネットでは、冷静にスペックを調べて。

納車されるまで、少し時間がかかりましたが、
これが乗ってみると不思議なものです。

あんな、かたい足回りのクルマにこだわっていたのに、
新しいクルマに乗ると、居住性がいい、というか室内も広いのですが、
新しいクルマに乗るとなぜか気分が落ち着いて、スピードを出す気にならないのです。
自然とゆっくりと、ゆったりと走ろうという気持になって。

こんなに、クルマによって運転する気分が違うとは思いませんでした。

今までの自分は何だったんだろうと。

そんなわけで、休暇をとって今は新しいクルマでちょっと遠出しています。これからは、もう少し、自然と親しむアウトドアの生活が増えるかもしれません。