テーマ:中国&台湾(3301)
カテゴリ:中国・韓国・アジア
今日は国際コンファレンスがあって、1日中会場のホテルにいたのですが、コンファレンス終了後、食事をしようということになって、6人の仲間と一緒に出かけました。
構成が、 地元北京の中国人 台湾から来た中国人 シンガポールから来た中国人 インドネシアから来たインドネシア人(イスラム教) インドから来たインド人(ヒンドゥー教) 日本人(パスタ:多宗教または無宗教) みんな結構若いので、ある程度大人の社会人と違って、 みんは、私はあれをやりたい、これをやりたい と、なかなか意見がまとまりません。 とりあえず、食事の前に北京オリンピックの会場を見たいと、 インド人が言い出したので、そこに行くことになったのですが、自分が言い出したのに、 全員が待っているのに、そのインド人は別のインド人と話し始めて、全然終わる気配がありません。 インドネシア人は、五輪会場なんて、どうでもいいから早く食事をして、明日の朝、早いフライトなので、パッキングしたい、と言っています。 「インド人はTalkativeがから、いったん話し始めると終わらないよ」、とパスタがみんなにいって、私が、「○○(インド人の名前)、そろそろ行くよ、と何回かわざと声をかけて、やっと五輪会場に行くことになりました。 ところが、シンガポール人は、一足先に現地へ行って、現地で会おうということで、いつのまにかいなくなっていました。 地下鉄を乗り継いで、五輪会場に着きましたが、 地下鉄に乗った経験のないインドネシア人は、 その混雑ぶりを怖がっていました。 ところが、いざ現地につくと、あんなにいやがっていたインドネシア人が、 興奮して、デジカメでばしばし写真を撮り始めました。 私も、今回はオリンピック会場を見にくる予定はなかったのですが、 行きがかり上、行くことになって、現地に着くと 赤くライトアップされた鳥の巣の巨大なスタジアム、 青くひかる水泳競技場となったキュービック 体操が行われた会場など いろとりどりにライトアップされた場所をみて、 ああ、ここで、ジャマイカの選手が、 陸上100mと200mで、驚異的な世界新記録を出して優勝したんだな、 とか、 この会場で、北島康介が、金メダルを2つとて、オリンピック連覇をなしとげたんだな、 とちょっと感慨深くなりました。 興奮して写真をとるインドネシア人ですが、 ケーブルTVで、ESPNやSTAR Sportsで、オリンピックは見れる状況にあたけれども、1つか2つの種目の試合しか見ていない、あんまり興味なかった、とのこと。 台湾から来たひとは、日本のことはよく知っているけれども、北島康介のことはまたく知りませんでした。 しかし、実は一番興奮していたのは、シンガポール人でした。 シンガポールでオリンピックがあったわけではないのに、 やはり同じ中国系として、北京オリンピックを長年の夢が実現した、または誇りに思っているのだなと思いました。 台湾、中国、シンガポール人は、同じ中国系といっても、政治的には非常に微妙な関係があるんですよ、とそっとインドネシア人に教えてあげました。 とにかく、全員で話すのは英語なのですが、とかくこの3人がマンダリンで話すので、 その時のインドネシア人とインド人が、つまらなそうにしているのに、非常に気を使いました。 北京のひとは、オリンピック期間中、ボランティア・スタッフとして働いていたようです。 さて、さんざんさわいでいたシンガポール人は、オリンピック会場を観ると、さっさと北京の友人に会いに行くといって、タクシーで去っていきました。 そのあと、さすがに地下鉄は、疲れるので、タクシー2台に分乗して、中国料理の店がたくさん並んでいるエリアに行きました。 インドネシア人が、火鍋のようなものを食べたいと言ったのですが、 どこにいけいい店があるかわからないので、 メニューを見せてもらって、適当にお店を選んではいりました。 しかし、お店を選ぶのも、料理を選ぶのもいと苦労。 インドネシア人はイスラム教徒なので、豚が食べられません。 インド人は、ベジタリアンなので、肉を一切食べません。 そこで、フラットな鉄板にちょっと辛いスパイスとスープに、 魚、野菜、豆腐などを入れてある料理を選びました。 さらに、ベーコンやどの肉類を取り除いたチャーハンも頼みました。 インド人は、野菜と肉抜きチャーハンだけを食べました。 インドネシア人は、お酒は飲まないのに、たばこを吸おうとすると、 北京の中国人が、お願いだからタバコを吸うのはやめて、と言いました。 この6カ国から集まった6人(シンガポール人は途中で、別行動に出ましたが)のすべての国に行ったことがあるのは、私ひとりであることに、思い当たり、 異文化のひとと交流するのは、大変な面もあるが、とても楽しくてエキサイティングなことですよ、と各国での経験を話しました。 北京の中国人は、やはりコンファレンスのホスト国、地元の人間として、みんなの面倒をみなければ、という意識をしっかり持っていましたが、これが3日間続いたので、相当に疲れているようでした。 こんな長い時間、多国、多人種、多宗教のひとと過ごすのは初めてですか?と聞くと、はじめてだ、というので、「これは、あとあととてもいい経験になったと思うようになりますよ」 と言ったら、「also 忘れられない経験になるだろう」とのこと。 私は、こういう状況には結構慣れているので、非常に楽しかったし、北京の中国人を助けて台湾人が一生懸命サポートしてあげていたのは、なかなか感動的ではありました。 行き先をめぐる混乱、食べるものを決める時の混乱。 でも、彼らと一緒に行動したことで、、パスタは思いがけずに、北京オリンピック会場に行くことができて、楽しむことができました。 今は、そこは地方から北京にやってきた人たちの観光スポットになっていて、とても上機嫌に中国の古い歌をみんなで歌っているグループもいました。 また、同時に地元の北京の男女、またはグループの夜の散歩の場所になっていて、非常に多くの人が写真を撮りまくっていました。 そのほとんどが日本メーカーのコンパクと・デジカメでしたが。 結構いい一眼レフのカメラと三脚をもって歩いてきた白人がいたので、 われわれ全員の写真を撮ってもらいましたが、彼はニュージーランドから来たとのこと。 まあ、非常にアジア・パシフィックな雰囲気を楽しんだ夜でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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