カテゴリ:ウクレレ・ハワイ音楽・沖縄
ダニエル・ホーは、ハーブ・オータ・ジュニアとのウクレレ・デュオのCDを3枚出しているほか、スラック・ギター、ピアノ、ボーカル、作曲、プロデュース、アルバム・ジャケットのグラフィック・デザインを手がけるなどマルチな才能を持ったアーティスト。 グラミー賞にハワイ音楽部門が出来てから、スラック・キー・ギターのコンピュレーション(オムニバスCD)での演奏とプロデュースで3年連続グラミーを受賞しており、2009年には、ハワイ出身でおもにアメリカのテレビ・ドラマで活躍する女優ティア・カレルと一緒に録音したダニエルのオリジナル曲にハワイ語の歌詞をつけたアルバム「`Ikena(イケナ)」で、4つ目のグラミーを手にした、隠れたグラミー男でもある。 【送料無料選択可!】イケナ / ダニエル・ホー&ティア・カレル (CD)ダニエル・ホー&ティア・カレル/イケナ (ハワイアン) 送料無料!!【CD】イケナ/ダニエル・ホー&ティア・カレル ダニエル・ホー・アンド・テイア・カレ 《送料無料》ダニエル・ホー&ティア・カレル/イケナ(CD) イケナ/ダニエル・ホー&ティア・カレル[CD] 発売日:2009/07/22ダニエル・ホー&ティア・カレル/イケナ 【Aポイント+メール便送料無料】 ダニエル・ホー&ティア・カレル / イケナ (日本盤CD) 会場に着くと、オフィスからかけつけたにもかかわらず、最後の席がひとつあいていただけの満員状態。あれ、ダニエル・ホーって案外人気が高いのか、それともやっぱりウクレレ第3次ブームが来ているのかナァ、という感じ。 全員が揃ったところで、いつものように、ひょうひょうした感じでダニエル・ホーが会場に入ってくる。通訳は、アーティストの招聘、イベントの企画、主催、ツアー同行、アーティストのお世話、なんでもこなしてしまうK嬢。ハワイ系の音楽で、彼女のおかげで成り立っているイベント・ツアーは多いのではないかと、いつも感心する。 さて、この前参加したハーブ・オータJr.と示し合わせたわけでもないだろうけれども、ダニエル・ホーも課題曲をみなが弾けるように教える、というスタイルではなく、アルペジオとスケール、コードについての考え方と実際を教えてくれた。 まずは、アルペジオの練習。アルペジオの弾き方は、プロでもいろいろ方法があると思うが、ダニエル・ホーはウクレレの4つの弦に対して、右手は親指からくすり指まで4本使うやり方。 さらに左手は、スケールを弾く時に、同じフレットを同じ指で押さえる、というやり方を教えてくれました。 次に、 I ii iii IV V viとホワイトボードに字を書き、 大文字=メジャー。小文字はマイナーとして キーがCの時、Dの時はそれぞれ I ii iii IV V vi C Dm Em F G Am D Em F♯m G A Bm7 となる。 一回、キー=Cの時の C Dm Em F G Amのコードの押さえ方をおぼえてしまえば、 キーがDにうつった時に、その左手のポジション(カタチ)をそのまま2フレット上に移せば、すべて弾ける。 この方法で、ポピュラー・ソングの8~90%は弾ける、と教えてくれました。 ワークショップ自体は、非常にシンプルでわかりやすく、ウクレレを何年も弾いていながら、自分でアレンジしたり、コードを変えたり出来ない私にとっては、非常にためになる基本中の基本を教わった気がします。 この内容は、会場となったKウクレレ・スクールの担当者の意見も組み入れてのことだと思います。 さて、ワークショップが終わってから、ダニエル・ホーの最新作、日本先行発売のCD「Polani」から1曲目の 「Pala'ela'e (Bright as Sun)」 を演奏してくれました。 このCDは、いつもの6弦ウクレレではなく、今日、ワークショップで使ったKoAlohaの4弦ウクレレでレコーディングしたそうですが、 「Pala'ela'e (Bright as Sun)」 の曲の響き、ピッキングやリズムなど、いかにもダニエルらしさあふれる演奏でした。 最後に、サイン会があり会場で購入したCD「Polani」のアルバム・ジャケットにサインをもらいながら、 「今日、演奏してくれた曲は、とてもダニエルらしさがでていてよかったでね」 と話したところ、 「Oh~!Thank you, thank you」とちょっと甲高い声で言って嬉しそうに笑っていました。 ウクレレ・プレイヤーは沢山いますが、ダニエル・ホーのように、スラック・キー・ギターをはじめマルチに活躍しているひとは少ないと思います。 要注目のアーティストです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ウクレレ・ハワイ音楽・沖縄] カテゴリの最新記事
|
|