菩薩様に導かれて・・・
GWの後半、カレンダーに赤い数字が4つ並ぶ4連休です。私は今日、夜は仕事だったのですが昼間はの散歩がてら、ちょっと出かけていました。岐阜県を走るJR中央線の恵那駅から南へ、愛知県との県境に近い明智町とを結ぶ 明知鉄道 があるのですが、私は国道363号の、明智駅の1つ隣り駅の 野志 あたりを運転していました。国道から少し入ったところに、美しい八重桜の木と古いお堂が、ふと私の目に飛び込んできました。ここで目に入ったのも何かの縁。お参りを兼ねて、ちょっとだけ寄ってみることにしました。国道からこの桜の木が目に入り、古いお堂と桜でいい感じに撮れないかなと思い、寄ってみました。八重桜のピンクだけでなく、地面にも黄色の綺麗な花が咲いていました。お堂の外観を1枚撮って、・・・この後、参拝しようと鰐口を力強く ボーン!と鳴らしたときでした。(私は神仏に注目してもらうため、いつも強めに鳴らしています)そしたらお堂の中から年配の女性が2人突然顔を出して、私を見て若干びっくりしまった・・・、今日は中に人がいたのか・・・。 「驚かせてしまって、すみません。」 とお詫びをしたら、さらに中から3人の女性が顔をだし、皆さんが私に 「中に入って」 とお声掛けくださいます。いったい何が何やらわからぬまま、でも何か有り難い講話でもしているのかと、手招きされるままお堂の中へ。そしたら、そう広くないお堂の中にこたつが置いてあり、食べる物がいろいろ出ていました。皆さんのお食事中に上がりこんでしまって、少々気まずい感じが。でも 「どうぞ、上がって」 って言われたしなあ・・・。それに皆さん、とてもニコニコしているし。ますますわけがわからぬうちに 「どうぞ、一緒に食べてって」 と勧められ、でも実はちょうどおなかも空いていたので、「では、お言葉に甘えて」 と座に着きました。食事をいただきながらいろいろ話を聞いたら、どうやら今日はこのお堂を開くお祭りの日で、皆さんは料理をこしらえ、当番で朝から詰めているようでした。ここにお参りに来てくださった方に振舞うよう、食事をたくさん用意して待っているのに、どなたも来てくださらないとのこと。んー、でもこういった催しがあることを、国道を車で通過していく人はほとんど知らないだろから、無理もないかな。 この地域の人とか関係なく、ここにお参りに来た方にはどなたにでも、食事が振舞われるそうです。この地域は車の往来が激しい場所ではないので、私もつい 「PRで、恵那市のHPに載せてもらったらどうでしょう?」 なんて言ってしまいました。帰宅して調べたら、これのことだと思われます。 ⇒ 有形文化財(彫刻)彌勒菩薩像 4年後の平成29年には、もっと大きな祭事があるそうです。またその折にここを通ったら、ちょっと覗いてみようかな。帰り際に手土産で持たせてくれました。皆さん、ご親切にありがとうございます。