大阪のおじいちゃまの月命日には、必ずお坊さんが実家にいらっしゃいます。
ほんとに数分のお経ですが、毎月必ずのおつとめです。
かたやトー北の実家の方は、お坊さん来ないし、月命日だからといって何をするわけでもないです。ましてや、双方、ぱぁっとパーティーなんてしたことがない~。文化の違いって面白いなぁと思うクッチーです。 今日のちりとてちん。 「実はB子が恐竜の化石を発見した」、と正直に告白したA子ちゃん。その目には、長年の重荷を下ろした安堵の涙・・・。草々さんは、胸キュンの涙にやられ、A子ちゃんに恋わずらい。喜代美ちゃんは、スピード失恋T▽T。男って、どうして女の涙に弱いのかな。これは計算づくではない、純粋な涙だけれど。 おじいちゃんの月命日で祝宴を開く小浜の和田家。お店が繁盛しているらしく、みんな羽目を外しています。お父さんが1番舞い上がってます・・・^^。「あんたも来るけ?音だけでも聞かそうと思って」
電話口から流れる三味線まじりの喧騒は、一瞬のオアシス。そしてこれはふるさとからの呼び声。 「清海ちゃん、オレのこと何か言ってなかったか?」これ以上堪える質問もないだろうに、喜代美ちゃんに聞いてしまう草々さん。しかも、「A子」でなくちゃんと名前で呼んでいて、あだ名でしか呼んでもらえない喜代美ちゃんとは、当然ですが全く扱いが違います。草々さんに思わず自分の想いを口走ってしまう喜代美ちゃん。
「草々さんて大きいし、コワいし、すぐ暴れるし、でも、いつも一所懸命やし、妙にかわいらしいところもあるし、ほんまはすごく優しい人なんだって、だんだん・・・・だんだん・・・分かってきた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・て、A子が言ってました・・・」「あんた・・・ほン~まにアホやね」(師匠)アホだろうがなんだろうが、草々さんの一瞬の笑顔が見たかった・・・(ナレ)ほんまに好きだから、相手が喜ぶようなことをいってしまうのね。その優しい気持ちから、自分を殺してしまう。切ないです・・・。 芸能界に入りそうな勢いのA子ちゃん。草々さんに対しては、あっさり「面白い人。社会勉強になる」A子ちゃん自身の恋は、いつ始まるのでしょう・・・。 かくして草々さんも告白すらしないうちに失恋。 ヒロインご用達・悩み電話相談員順子ちゃんが鋭い指摘。「男は案外、一人の女をひきずるもの。そばにいたかて、えらなるだけや」
その予言どおり、草々さんは半年も茫然自失の状態に・・・。
だんだん、だんだん、だんだん、そばにいるのがつらくなってきて・・・
どうにもできないまま時が過ぎて(ナレ)
時の経過の表現法が、素晴らしかったです。
喜代美ちゃんがめくり上げた穴隠しのカレンダーは、5・6月。壁の穴のむこうには、恋わずらいでぼーっとしている草々さんの姿。
A子ちゃんをストーカーから救って談笑した場所で、ぼーっとする草々さんのシーン。その後、また壁の穴のむこうの草々さんのシーンへ。喜代美ちゃんがカレンダーで穴を隠すと、それは9・10月の欄・・・。 あっという間の半年。しかし、長い長い半年。喜代美ちゃんも、そんな長い間そばで見守っていたら、さすがにつらいでしょうに。しかし、なにもアクションを起こさずただ悶々と見守るだけなんて、なんてオクテなヒロインなの・・・そういえば進路決定の時期も、こんなふうにぼんやりとして、何にもしていなかったなぁ。ここで果敢に自分をアピールしてがんばれないのが、喜代美ちゃんのキャラクターなのでしょうね。
対する草々さんも、ただ悶々と恋わずらい。不器用で似た者同士の二人ですね。 半年後。落語会の話が草々さんに。
失恋を乗り越え、喜代美ちゃんの前で落語の稽古を始めたかと思いきや、
その落語のお題は「次の御用日」。それは彼の初恋の、とうやんのお噺。とうやんとA子ちゃんが、重なります・・・。
草々さんはA子のことを忘れていない・・・半年たっても・・・
ついに辛抱たまらず、自分の部屋へ逃げ帰った喜代美ちゃんの目に入ったのは、10月11日、おジイちゃんの正月命日。
「あんたもくるけ?」
ふるさとが呼んでいます・・・。 大阪から小浜って近いなぁ。一瞬やん。☆☆☆☆☆ ちりとてちん第26回 壁の穴の向こう ☆☆☆☆☆
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