いったん安定した生活をしてしまうと、冒険的なことに身を投じるのはすごく勇気がいると思います。転職などはまさにそう。守らねばならない家族がいるとなおさら。それでも、今とは全然別の生活を夢見ることがあるもので・・・。なにかお店をやってみたいとか、安芸に隠居するとか・・・（え）
いろいろ妄想するクッチーです・・・。
今日のちりとてちん。
瀬を早み岩にせかるる滝川の われても末にあはむとぞ思ふ（崇徳院）
「たとえ別れてしまっても、いつかきっと来世で出会える」。
昨日ちりとてちんに出た落語、「崇徳院」。その中にでる百人一首を手がかりに、熊五郎は若旦那のために娘さんを探すのですが、 最後、床屋さんで男ともみ合って、鏡をぱきんと割ってしまいます。われても・・・（割れても・・・）ばらばらになった鏡はまるで、草若師匠の弟子たちのよう。はなればなれの弟子たちが、また一つに戻るといいな・・・。 弟子たちが戻ってくれば、落語会を開ける。
喜代美ちゃんは、草々さんのために動き出します。 さっそく小浜に電話。結果は失敗。10年のブランクを経て職人に復帰した父にアドバイスを求めるも・・・「もう寒いから毛糸のパンツはきなさいよ～」糸子母さんら家族に明るく邪魔され、話をきけず。 3番弟子小草若に戻ってくれるよう頼む。結果は失敗。草々さんのためと分かったとたん、瞬時に態度が硬化する小草若。さらには草々さんに親不孝と怒鳴られ、意固地に。 母の墓参りで草若師匠と鉢合わせすれば、父を責める言葉しか出ず・・・。父が挿した質素なカスミソウを取り除け、大きな花束を供えるところが、印象的。親子それぞれにおかみさんを思っているのだけれど・・小草若（本名：吉田ヒトシくん）は、父を許せない気持ちが大きいみたい・・・ 小草若との一件のあと草々さんを説得。結果はむろん成功。「おまえになにが分かる！」（草々）「分かりません！でも、師匠の落語は伝えなければならないもの、絶やしてはならんものということは、分かります！」 父を引き合いにして、一気にまくしたてる喜代美ちゃん。その真剣さと、ドアで彼女の手をはさんだ罪悪感から（？）草々さんも行動を共に。 小浜から帰ってきた喜代美ちゃんの成長には目を見張るばかり。信念を持って訴える様には、なんの迷いも躊躇もなく。草々さんは師匠のため。喜代美ちゃんは草々さんのため。この微妙なすれちがい・・・ 2人で1番弟子草原に会って頼む。結果は失敗。20年ほど師匠の下にいた草原さんは、今や大きな量販店の店員。ど下手なミキサー実演販売に引っかかるのは、喜代美ちゃんぐらい。知識は豊富なのに、人前で喋るのが苦手で、客を笑わせることができなかった草原さん。 「落語に未練はない。今は、家族の笑顔が待っている」 家族のため、いまさら不安定な生活はできないという気持ちはよく分かるけれど、ほんとうに落語に未練はないのかな・・・。 4番弟子四草へ会いに行く。結果は・・・・明日。草々さんの話によれば、相当の曲者？たしかに一夜を過ごしたカノジョを家から追い出す様は、冷徹で残酷そう。九官鳥にのみ心を開くのかな・・・？「算段の平兵衛のようなやつだ」 「サンダンノヘイベエ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・てだれ？」 一瞬ミステリー調のBGMにどきり。 「算段の平兵衛」は、とてもこわいブラックな落語のようです・・・・美人局（つつもたせ）で小遣い稼ぎしようとした平兵衛、あやまって庄屋さんを殺してしまい・・・
いろんな人相手に次々芝居を打って、しかも大金をせしめてしまう、おそろしい噺。
芝居を打つたび、庄屋さんの死体が、ひどい扱いをされることに・・・
しかも、終盤は放送コードに引っかかる内容のため、ラストの部分を話さず終わることが多くなっているとか・・・
しいそう、こわそう・・・
☆☆☆☆☆ちりとてちん第32回 伝えねばならないもの ☆☆☆☆☆
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プロフィール
Almada
野球観戦に命をかける観葉植物クッチーに、ちびっ子チサゴン来襲！危うしクッチー！
今宵のチャンネル権争奪はどうなるのか？！
マンガや日記でお送りする育児奮闘記。
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