隣の住人がいなくなったら・・・・身も心も、なんだか寒くなります。
老朽化で取り壊されることになったアパート。
隣どころか上下左右の住人がみんな出て行って、ストーブ焚く者がなくなり、
如実に冷え込むコンクリートの壁は・・・氷の如し。
凍えてまう~~~と極寒の部屋で震えていた、最後の住人クッチーです。
今日のちりとてちん。
昨日、喜代美ちゃんがお父さんに電話して聞いたこと。
「兄弟子から学んだら、師匠の技を受け継いだことになるのかな?」
この伏線が活かされることになる今回。
草々さんがついに、師匠の家を離れてしまいます・・・・
四番弟子説得失敗・とりつくしまなく・・・
「こ、この人、ダイジョブですか?!」(喜代美)
中国語を話すほど優秀なものの、勤務態度は最低な中華料理店員、四草。
客に余分にお金を払わせ、浮いたお金をせしめるとゆうせこさ・・・。
師匠ではなく、師匠演ずる算段の平兵衛に憧れて入門したと豪語します。
そのお金に対する執念は、まさに人の死体を使ってお金をせしめる算段の平兵衛のごとく・・・
ここで大卒が強調されましたが、中学中退の草々さんとの対比のため?
極悪人にほれ込み、利害関係で物を判断する冷徹さは、氷の如し。落語を愛し、なんでも真面目に熱く語る炎のような草々さんとは、対照的です。 1番好きな演目は「算段の平兵衛」なのでしょうが、頭よさそうなのでなんでも卒なくこなしそう。 「算段の平兵衛」の劇中劇は、小次郎おじさんが妖演。恐ろしくも美しい白塗り顔が印象的・・・やはり劇中劇のための京本さん起用と思ってしまいます^^;。 師匠の苦悩「寝床」で飲み倒れる師匠。くだを巻いて落語をけなし、ついには「弟子の顔はもう見たくない!」と草々さんに水をぶっかけ追い払ってしまいます。「落語に人生狂わされた~アホやーー!!」「おかんはひとり寂しく死んでいった」と昨日息子に責められたのが相当こたえたのでしょうか・・・。 落語を否定する心の叫びが、やるせなく悲しいです。師匠が落語を捨てたのは、やはりおかみさんに関係が。仕事に力を入れすぎて、家族が犠牲に、というのはよくある話ですが、師匠の傷は相当に深そうで・・・一体どんな形でこんなことに・・・? そして草々さんは、師匠の心の傷を、どの程度解っているのでしょうか。草々さんはまっすぐすぎるゆえに、盲目的なところがあるような気がします。だから師匠が荒療治で、突き放すようなことをしなけばならなかったのかも。 子守唄がなくなった
壁の穴からにゅっと手 を出し、喜代美ちゃんの落語のテープを借りて、師匠の声を聴く草々さん。「昔はこうやって稽古つけてくれた・・・中学の時入門して・・・ようとおる声や、お前の宝物や、ゆうてくれた・・・」
翌朝、草々さんの部屋はもぬけの殻に。師匠への置手紙だけが残り・・・、喜代美ちゃんが子守唄代わりにしていた落語の稽古の声が、きけなくなってしまいました。
この壁の穴、いつも素晴らしい使われ方をされます。落語のテープも然り。草々さんを探し回る喜代美ちゃんの姿には、「瀬を早み」と歌いながら人を大阪中を探し回る熊五郎が重なって見えてしまいます。思ったよりもずいぶん早く、別れ別れになってしまいました・・・ 兄弟子の下へ草々さんは、茶色い座布団背負って、1番弟子草原さんの自宅へ押しかけていて。「師匠のもと、出てきました」「あんた、まだ(あそこに)いたの?!」(草原の奥さん)ひどく驚かれる草々さん・・・・長男には警戒されてます。「兄さん、俺にお稽古つけてください。兄さんは俺より仰山師匠に教えてもらってるはず。それを教えてほしいんです!」しっかり居ついて、勝手に落語のひとり稽古。草原さんはちょと困り顔。 師匠がダメなら、兄弟子に学べ・・・喜代美ちゃんのお父さんも、この方法でおジイちゃんの箸塗りの技を習得。小浜に行ったり、喜代美ちゃんの話を聞いたりで、触発されたのかも。なんとかして師匠の落語を守り抜きたいという、草々さんの思い、すごいです。それに・・・これで草原さんも、落語の道へ引き戻されることになるといいな・・・。 喜代美ちゃんは草々探しで床屋めぐり?ままさか。 ☆☆☆☆☆ ちりとてちん第33回 子守唄がなくなった ☆☆☆☆☆
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プロフィール
Almada
野球観戦に命をかける観葉植物クッチーに、ちびっ子チサゴン来襲!危うしクッチー!
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