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カテゴリ:ワイヤークラフト講座
ここのところ、振り込め詐欺だとかリフォーム詐欺だとか、いい大人が騙される事件が多発しているようですね。まあ、被害者はご高齢の方が多いとは言っても、皆さんそれなりの経験や分別はおもちで、選挙権はあるし車を運転してる人もいらっしゃるわけですが、どうしたことかw
一方で「子供騙し」という言葉がありますが、はたして子供はそう簡単に騙されてしまうものなのでしょうか…?報道などで知る限りでは、誘拐事件でも、実際連れて行かれたのより失敗した数の方が圧倒的なように思われます。 ここでちょっと話は変わりますが、ワイヤーで何かの形を作って見せた時、まだ幼稚園にも行ってないようなお子さまでも、例えばコアラであるとか、たいてい、それがなんであるかわかるんですね。大人には結構わからなかったりするわけで、これはどうも、大人は論理的に考えるからじゃないかと思います。パターン認識のようなものは生まれてからまだ間もないうちに備わってしまうのかもしれません。 人類が文明をもち論理が優先するようになってからは、数千~数万年がいいところでしょうが、それ以前の数十万年は直観力のようなものに頼って生き延びてきたわけですよね。だから、そういう能力は生まれて間もなく身につくように出来ているのでしょうか。 論理的な判断とは言っても、物理学・数学や哲学のような分野ならともかく、日常一般ではそんなに高いレベルのものではないような気がします。相手が権威を装うと簡単に信じてしまったりするし、テキヤのタンカ売などには、それほど高くない論理性で相手を納得させる要素もあったでしょう。裁判なんかにしたって多くの場合、どれだけ論理的かつ客観的に検証されて判決が出るのか疑問に思わないでもありません。 最近のカルチャーは、ローティーンに受けなかったら始まらない、まさに子供騙しなわけですが、宮崎アニメとかモー娘。とか、その他、業界のクリエイターの方たちには振り込め詐欺のシナリオの書き手より遥かに高いレベルの才能が要求されるような気がします。 まあ、騙される大人達について考えると、セールスマンが世間話などでラポール(信頼関係)を作って、それで話を進めていくことも多いようです。他の人間との関わりに飢えているような大人がひっかかりやすいわけですね。 だとしたら、そういうのは子供を騙す場合にも有効なのかもしれませんが、たぶん子供の方がクールで直感が鋭いから、より才能が必要ということになりそうです。 自分の微かな記憶では、子供時代でも、けっこう大人の偽善や作為を感じていたと思うので、たぶん、子供は皆、大人の心理の裏側にあるものを簡単に見抜くのではないでしょうか。 コアラの作り方はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 18, 2005 02:25:44 PM
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