テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:ご近所物語
わたしの新しい彼?CARLETTOにこんなにたくさんのコメントをいただけたのにたまげました。(笑)
今日は予告どおり、エルトンのご招待のはなし。 突然だが、たれまりちゃんは、真の預言者である!! 話が前後するが、わたしたちは先週土曜日にCさん宅に行くことになった。(。。。もう日記じゃないね、コレ。汗) あ、そうそう。 ついでだからもっと前の話をすると、新居の方は先週金曜日の夕方に建築士と待ち合わせたのに来ない。親方もこの日は残業をしてみんなで待っていたというのに。。。 携帯に電話する親方。 建築士「まだ階段の見本がぼくのところに届いてないんだよ。だから今日は無理。」 ここに来る前にわたしは彼の携帯に「今から新居に向う。」とメッセージを送った。 返事は「OK。親方が待っている。」だったのだ。 変だな?と思いながら行ったのだが、こういう結果。 わたしがここまで来た意味も、親方が残業した意味もまるでなくて、2人はぽかーんと携帯を切ったのであった。 **** 話を戻してわたしたちはCさん宅に到着した。 Cさんは家を掃除してコーヒーとお茶菓子を用意して待っていてくれたのにおっとは家に入るなり、廊下にあったはしごを掴んで窓にまっしぐら、持ってきた道具箱を開けてさっそく修理しはじめた。 そう、この南米男はこういった歓迎の仕方に慣れていないのである。 おっとが戸袋に上半身を突っ込みガチャガチャと修理し、わたしは下で黒い雪のように落ちてくるすすをかぶりながら戸の引き手を引っ張ったり緩めたり。 何時間かそうした作業をしてようやく修理が終わった。 Cさんは大感激。 「マルちゃん、新居のことで何か手伝えることあったら言ってちょうだい。何でもやりまっせ!」と言うので最初からCさんに頼もうと考えていたカーテンつくりをお願いした。 もちろん彼女は快く引き受けてくれたのである。 恩は売っておくものだ。 そのあと「まあまあ、お疲れさん。コーヒーでも飲んでいってや。」とCさん。 しかし外に出たがりのイヌおっとは「君達はまだ写真撮影が残ってるんだろ?ぼくは中華街を探検しに行くね~。」とスキップしかねない勢いで出て行ったのであった。 わたしはそのあと急いで残りの撮影を済ませ、おっとと落ち合って中華街を散歩した。久しぶりに土砂降りの雨があがって太陽が出ていたが、まだまだ寒い。それでも身をこごめて歩いていたらすっかり疲れてしまった。 時計を見るともう19時。 この日は家を出てくる前に夕食も準備してきたし、ボイラーも点けてきた。 家に帰ったらゆっくりシャワーを浴びてすすを落として夕食だな、とほ~っとクルマの助手席に身を沈める。 と。おっとの携帯が鳴った。(ああ、いつものパターンだよ。) わたしは悪い予感に身を固くして、「今夜は夕飯も作っちゃったし、どこにも行かないよ!」と防御体勢を取る。 おっとは携帯を取り、「今、いくきーとに替わるから。」と押し付けてきた。誰? エルトンの奥さんだった。 「うちのキッチン、ようやく正常になったのよ。お祝いに新しいオーブンでラザーニャを作るからうちに来て。」 え~、もう夕ごはん、作ってきたのにな。。。 しかし、時計を見るともう20時近くだ。ありがたく(しぶしぶ?)招待を受けることにした。 エルトンの奥さん「じゃ、カリフール(仏系大手スーパー)で落ち合いましょう。」と電話を切った。 ?カリフール??ってことはまだ買い物済ませてないの? 今から買い物に出かけて作って食べ終わったら、いったい何時になるんだよ? 案の定、カリフールに着いてもエルトンたちはまだ来てない。後悔しながら待っていると20分ほどで現れた。 そしてすぐにおっとはわたしを奥さんに押し付けてゲームコーナーにエルトンと逃げてしまったのである。 おっとよ、女がみんな買い物好きだと思ったら大間違いだ!! わたしはこの日の朝の買出しもイヤイヤ済ませたと言うのに、また奥さんにつきあって買い物をするはめになってしまった。 あ~あ。おもしろくない。。。 もうひとつの日記に書いた 「いいこと」がなければ無理やりここでお開きにしているところだった。 お腹は空きすぎて限界を超えかけていた。 買い物を済ませてエルトンの家に着いたときは22時。 やれやれ、ここから急いで調理して食べたら23時か。 すっかり諦めながら家の中に入ると。。。。。。 。。。。。。 。。。。。。。。。。。。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。どこが「キッチンが正常になった。」やねんっ!? 前回来た時と同じ状態で組み立てかけのままキッチンがダイニングの真ん中に鎮座している。 前回よりもひどいのは、昼ごはんの汚れ物は流しにてんこ盛り、テーブルの上は工具と食器が混ざって山積みになっている。 エルトン「今朝、やっと配管工が来て、配管の位置をちゃんとしてくれたんだ。キッチンにオーブンと食洗機組み込むからちょっと待って。それからキッチンを壁につけるの、手伝ってくれる?」 とまずはドリルでこの夜更けにガリガリと穴を開け始めた。 結局は人出が欲しかったわけね。。。。 わたしはこの夜はすっかり食べることを諦め、奥さんと一緒にテーブルの上を片付け始めた。 しかしある程度スペースが出来ると奥さんはいそいそとラザーニャ作りに取り掛かるではないか? わたし「ちょっとちょっと。今からラザーニャ作る気?」 奥さん「そうよ。オーブンもあとちょっとで使えるしもうすぐ食べれるわ。」 わたし「もうすぐって。。。もう夜中だよ?わたしはいらないよ。」 奥さん「。。。そう?じゃあ、アペルテイボを作るわね。」とハムやチーズを切り出す。 エルトンとおっとはそのそばでまだ大工事を繰り広げている。 わたしはこの工事が終わったら家に帰る気満々、アペルティボを夕食代わりにガツガツと食べた。 そして工事が終わったのは23時半だった。。。。。汗 わたしとおっと「じゃあ、もう遅いしお邪魔そうだからこれで。」 その声を聞くなり、奥さんは無言で急いでフライパンにひき肉を放り込み、炒め始める。 エルトン「何言ってるんだよ?ラザーニャ、君たちの分も作り始めたんだ。食べて行ってもらわないと困るよ!!」 OOOOOOOOHHHHHHHH,NOOOOOOOOOOOOOOO!!! 何も遠慮して言っているのではない。わたしたちは疲れていたのだ。身体はすすだらけだし、早くシャワーも浴びて寝たいのだ!! エルトン「なんなら泊まって行ってよ。」 まだまだ段ボールの山でうずもれているこの小さな家のどこに人を泊めるスペースがあるねん!!?? 結局わたしたちは強引に座らされ、しかもわたしはデザートのケーキつくりに手を貸すまでとなってしまい、テーブルが整ったのは午前1時半だった。 新しいオーブンでつくったラザーニャは驚くほどおいしかった。彼女は料理の天才だと思う。 しかし、わたしは食べながら眠さのためほとんど目を閉じかけていた。 わたし「。。。。あのさ、どうしてこんな状態でわたしたちを呼んだの?」ついつい意地悪な質問をしてしまう。 エルトンの奥さん「だって、オーブンが使えるようになったし、ラザーニャ用のオーブン皿も新しく買ったし。ねえ。」とエルトンに振り返る。 わたしだったら、こんな状態で他人は招待しないけどな。。。。せめて次の日、キッチンがちゃんとしてからだ。 さすがブラジル人。日本人とは違うのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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