studio PINE SQUARE

​新規金型での新製品発売が全然なくて、発売予定のミニカーも突如延期になったりで、すわ倒産か？いやいや自ブランドでの展開をやめるだけだとか色々と喧しいが、真相はすっかり藪の中なイクソモデル。
そのうちになにか動きがあるだろうが、ＷＲＣやルマンを精力的に発売していた同社だけになくなっちまうとちょっとキツくなるなぁ、フトコロ的に。
そのイクソ、モノによって好不調が激しいのも特徴だが、数少ないアタリの金型「マクラーレンＦ１ＧＴＲ」のバリエが出た。


イクソ１/４３　マクラーレンＦ１ＧＴＲ
＃６　リンゼイ・オーウェン－ジョーンズ/ピエル－アンリ・ラファネル組

　１９９６年３月３日ＢＰＲ開幕戦のポールリカール４ｈに参戦したガルフレーシングのマクラーレンＦ１ＧＴＲ。
３１周走ってサストラブルでリタイア（僚機＃２号車は優勝）
そんな局地的で記録すべき戦績でもないのに、ひょこり出されてもな～(-_-;)
それでも買っちゃうんだよね。
なにせミニチャンプスでのトラウマがあるからさ、買っとかなきゃ！って強迫観念があんのよ、マクラーレンにはね。
ガルフといえばこの年は濃紺オレンジカラーがビビッドなデザインだったんだが、この真っ白にオレンジボールだけのチープなカラーリングは一体？
レーシングオン３月号（マクラーレン特集）のレースリザルト一覧によれば、ポールリカールでのシャシーナンバーは００８Ｒということになってる。
６号車の９６年仕様は本来０１５Ｒであり、００８Ｒは前年さんざ使用してた旧車。
実際ポールリカール以外はすべて０１５Ｒで戦っており、そこから推測すれば、多分この真っ白ちゃんはＴカーなんじゃね？
本戦仕様にスタート直前トラブルが出て、本来出番もないからメイクもしないで楽屋で寝てるはずの真っ白けのマシンが急遽引っ張り出された、とか。
塗ってる時間も設備もないから、とりあえずガルフボールだけは貼ってみました、みたいな。
であるならば、このミニカーの存在意義というのはまさにこの一点、やっつけ仕事みたいなカラーリングにつきるだろう（誰か知らない？）
しかし、さすが最近品質バラツキ最高潮なイクソだっても、こんな単純なマシンだったらミスのしようもなく、結構好印象(^^ゞなのは皮肉以外の何物でもない（笑）
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