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カテゴリ:F1
世間はすっかり夏休みモードで、通勤の電車も空いてる空いてる(^^)
こちとらもパンピーに負けじと連休に有給くっつけた超大型連休で、猛暑、不明高齢者、幼児虐待と このろくでもない日の本を飛び出してコーラルブルーに輝くビーチを独り占め!とかゆーことでは 全然まったくなく(笑) 我々F1バブル体験者にはコーラルブルー、とゆーかレイトンブルーには特別の郷愁があるね。 欧州F1人にとって、たいした目的もなく無尽蔵に流れ出る金だけが目当てでチヤホヤされてた 日本人のなかで、成金上潮の勢いとはいえエフワンギャングどもに骨のズイまで搾り取られるでなく 逆にチームを買取っちまったレイトン(とフットワーク)には快哉を送ったもんだ。 ![]() ミニチャンプス1/43 レイトンハウスCG901Bジャッド #15 マウリシオ・グージェルミン ![]() ミニチャンプス1/43 レイトンハウスCG901Bジャッド #16 イヴァン・カペリ 発売アナウンスからはや2年。 もはや、そんなリリース出したことも忘れて、もう出ないんじゃないかと思いもしたし 当時予約していた店舗はすでに潰れて跡形もなく(笑) これまでの縁だったか。。。と半ば諦め気分だっただけに、遂に発売とネットで知った時には 狂喜乱舞で思わず2台購入(ちょっとやりすぎたかねぇ~) まあ、エヴァで大儲け中のアブク銭だから、いっか(^^ゞ ホンダパワーに代表されるように、まずエンジンありきでシャシーなんざエンジンパワーの 邪魔さえしなきゃなんでもいいわ!的な雑なシャシー設計(マクラーレンですらそうだった)が 蔓延していた1990年にあって異彩を放つ美しいデザインのCG901B。 モアエンジンパワーの要求から大きくなる一方のラジエーターを納めるサイドポンツーンも 背が高くなる傾向にあった中で、異様に低いサイドポンツーン。 ステアリングとそれを操る上腕までもカバーしようと巻き込んだコクピット開口部。 そして鋭く絞り込まれたノーズは、名車ウィリアムズFW14Bルノーの習作ともいえよう。 たとえエンジンパワーがなくとも、シャシーのエアロダイナミクスでなんとか出来るはずという 明確な意思のもとデザインしたのは、空力の奇才エイドリアン・ニューエイ。 ただ、責めすぎた空力は、マシンの素姓を非常にナーバスにして、ほんの少しの姿勢変化にも 過剰に反応するドライバビリティの欠如を生んだ。 後のFW14系の成功は、路面の凹凸に関わらずマシンハイトを一定に維持できるアクティブサスが あって初めて狙い通りの空力性能を発揮できたわけで、そのアクティブを失ったFW16が 天才セナの腕をもってしてもまったく御しがたかったのは周知の事実。 バンピー&スリッピーなブラジル、メキシコでCG901Bはまったく走らずあえなく予選落ち。 ところが再舗装して新装なったポールリカールでは、狙い通りの空力性能でタイヤにも優しく マクラーレンをはじめ多くのマシンがタイヤ交換で脱落していくなか、45周にわたって 堂々の1-2ランデブー走行。 結局は、後続を抑え続けていたグージェルミンの脱落もあり、フェラーリのプロストに抜かれて 2位表彰台に終わるが、前戦予選落ちのクルマが表彰台とは誰が予想できたろうか。 そして、そのCG901Bを抜いたのが、最強ホンダエンジンのマクラーレンじゃなく やはりエンジン力よりもシャシー力が上回っていたと思われるフェラーリ641/2だったことが あとから振り返るとエンジン最強時代の終焉に向けてのターニングポイントだったのかも知れん。 そんなCG901Bだが、モデルの出来はいつもながらのミニチャンレベル。 個体差もなく、どこを切っても金太郎的な出来は、そもそも当たり前のハナシなのだが、 昨今のミニカー業界では僥倖ともいえることなのが如何ともしがたいね。 そんなミニチャンでも、やっぱりミスが(-_-;) まずタイトル。 「レイトンハウスマーチ」とは何事ぞ? 前89年末にマーチは、いちスポンサーだったレイトンハウスに完全買収されてて、マシンノーズの コンストラクターシグネチャ-も「レイトンハウス」になってるだろーが? 更に形式「C901」て。。。「CG901B」だろ。 CG901Bの「CG」は、前年事故死したカペリのマネージャー、チェザーレ・ガルバルディの 頭文字なんだから勝手にGを省略しちゃっちゃマズイだろ。 ![]() セナプロ、マンセルピケみたいにいがみ合うチームメイトがいる中で、無類に仲が良かった カペリとグージェルミンゆえに、やっぱ2台揃えとかないとね。 (ま、チャンピオン争いにまったく無縁だったからかも知れないけどね) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.07.30 02:09:27
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