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カテゴリ:カーモデル
先週のベルギーGP。
先般のオリンピック同様に大舞台では力を出せないというまったくもって日本人らしい体たらくで、セカンドローという絶好のポジションを最悪最低のヘボスタートで失い、チンタラと1コーナーに差し掛かったところで貰い事故。 PPのバトンが危なげなくその座を守り逃げ切り楽勝だったことを考えると、ようやく戦えるマシンを得て、与えられた絶好のチャンスをフイに出来るコバヤシの今後は、片山右京や佐藤琢磨よろしく結局「残念な人」で終わるだろう。 逆に、さんざ「残念な人」扱いだったのが、ちょっとした環境の変化で大化けすることがあるのもこの世界の面白いところで、21年前のところは同じスパ=フランコルシャンで、当時最強のマクラーレンホンダをあと一歩まで追いつめたマシン。 (とはいえ、結局エンジンブローでリタイアなのはやっぱり残念な人?) タミヤマスターワークコレクション1/20 ジョーダン191フォード #33 アンドレア・デ・チェザリス 1991年シーズンは、フェラーリが失速し、中盤以降ハイテクウィリアムズの台頭はあったものの基本マクラーレンの独壇場という、セナ嫌いにとってはまったくもって思い出したくもないシーズンなんだが、そんな中でも思わぬ拾い物はあって、それが美しいカラーリングのジョーダン191とチェザリスの思いもよらぬ力走だ。 セナを追いかけベルギーの深い森を激走する緑のマシンを捉えた空撮映像もそうだが、ゴール寸前息絶えたマシンを手押ししながら4位ゴールしたメキシコは、この年のハイライトシーンだったんじゃねーか。 そんなジョーダン191を、タミヤが自社キットを自社組み立て(つってもメイドインタイランドだろーが)で販売。 キットではスライドマーク再現だった青緑のカラーリングもちゃんと塗りわけてあり、これでミニチャンプス1/43F1ミニカーと同価格はお値打ちかと。 但しそれはネットの早割り価格だからであって、ここ最近のタミヤスタンダードである版権料惜しさの中途半端再現(グッドイヤーロゴなし)に1万5千円はビミョーなところ。 大体、2代目になってからのタミヤは、カタチとして売り出せばいーでしょ的な手抜きがミエミエでいかんね。 例えば1/35MMの最新作である、みんなが待ってたエレファント。 ツィメリットコーティングが必須のこのキットで、まさかのツィメリット完全無視(゚o゚) ツィメリットをモールド再現してなんでもありのドラゴンとの温度差を考慮してか、取って付けたようにツィメリットシールを売り出してみる。 何度もいうがエレファントにツィメリットなしの車輌はないんだから、シールなんか別売りじゃなくてキットに同梱して売りゃあいいんだよ。 その分高くなったって、月日を経てから買う際にシールを死に物狂いになって探す回る手間を考えたら、全然いーんだから。 そのあたりの市場ニーズってのに非常に鈍感だから、客がドラゴンに流れちゃうんじゃねーの? ジョーダン191についても、サイドポンツーン後端にフィンが追加されて、リアウイングにテンションワイヤーが張られるまでの中期型(第4戦モナコから第8戦イギリスまで)にこんなマーキングのマシンは存在しない。 フロントウイング形状やリアウイング構成、翼端板のマークからすると、タミヤお得意のフランスGP仕様ともいえるんだが、その場合はサイドポンツーン左側にスポットスポンサー「1ui」のロゴがないし、サイドポンツーン右下部のマークは「IGMグループ」のロゴじゃなくて「cosberg」だ(-_-;) 結局わけのわからん小スポンサーがあとから版権主張してゴネるのが怖いから、じゃあ版権承諾とれてるマークにしちゃえばいーや的な安直さで商品作ってんじゃねーの? 買っといて云うのもなんだが、そんな儲け優先で愛のない商品売るなよ。 まあ、こっちでスタジオ27のデカールとか使って愛情注ぎゃあいいってことなんだろーけどよ。 とゆーことで、次回は愛のある(笑)21年前のベルギーGPのアレでお会いしましょう。 (つっても、アレこそ儲け主義の権化なんじゃね?ともいえるんだけど) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.08.07 03:00:56
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