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テーマ:ミニカー大好き(3256)
カテゴリ:F1
新年あけましておめでとうございます。
ここ数年、新年一発目は2020年(子年)はフィアット500トポリーノ、21年(丑年)はランボルギーニ・ガヤルド、去年(寅年)はポルシェ・マカンといった具合に干支にちなんだモデルカーをネタにしたので今年はコレ。2019年に購入してその時から兎年に初出ししようと執念深くず~っと塩漬けにしてたんで、無事計画が遂行されて良かった良かった。 まぁウサギっていうことでスズキ・ラパン(仏語でウサギ)とかフォルクスワーゲン・ラビット(ゴルフの北米名)がまず頭に浮かぶが単にミニチュア持ってない。無難にダットサンから日産Cカーとかってテもあったけど、それじゃなんの捻りもなくてつまらんじゃん(笑)。 スパーク1/43 マーチ 731 フォード 1973年イタリアGP 9位 #29 デビッド・パーレイ 自らマシンを作らずとも市販シャシー+市販エンジンでの参戦が認められていた、誰でもその気(とお金)があればチームを作って参戦できた大らかな時代。冷凍機器メーカーの御曹司デビッド・パーレイも自チームLECレーシングを立ち上げる。LECとは正式名称ロングフォード・エンジニアリング・カンパニー・リミテッドで、お父様の作った会社である。つまり社名をチーム名にして宣伝するからお金出してよパパ、という話である。F3で3勝しているからズブの素人というわけじゃないけれど、同時期に同じマーチ731を駆って入賞を繰り返したヘスケス・チームのジェームズ・ハントがいたから最高位9位のパーレイはどうしても見劣りしちゃうね。むしろ戦績云々よりレースを捨ててまでも横転炎上したマシンからドライバーを助け出そうとした「偉大な勇気の行為」によりジョージメダルを授与されたことで有名だ。そんなパーレイのマーチが何故に兎年の関連が?ということだが、マーチは全くもって関係なくてパーレイ自身がウサギさんなのだ。 どういうことかというと、時代は下って1977年ベルギーGP。一端F1から撤退していたLECレーシングはついに自社製マシンCRP1でF1に復帰するも戦闘力は劣り、ストラテジー勝負に掛けるしかなかった。ベルギーGPではピットインを他の誰よりも遅らせて3位を走行。ピットアウトしたタイミングでラップリーダーであるニキ・ラウダの前に出た。パーレイは自分がラップリーダーに追いつかれたとは気づかずに数周ラウダに抜かせなかった(元祖妖怪通せんぼジジイだ)。最終的にラウダはロータスのグンナー・ニルソンに優勝を持っていかれる。 レース後ラウダは「おめえは一体なにしてくれてんだ!」とパーレイのもとに怒鳴り込んだ。売り言葉に買い言葉でパーレイも「あんたこそなんだ、とっとと消え失せろネズミ野郎」「なんだとこのウサギ野郎」と口論に。 ↑そん時の画像らしいよ。 今どき相手の容姿をなんだかんだ言うのはコンプラ上大問題だが、出っ歯ぎみのラウダをネズミ呼ばわりはまだわからんでもないけども、ラウダは何をもってパーレイをウサギと罵ったんだろ。のろいクルマに乗ってるからカメってんならわかるけど。。。 ↑パーレイ(左)とラウダ(右)。 パーレイ、ウサギっちゅーよりもどうみてもクマさん系だよねぇ。これをしてウサギとはなにか西欧的な比喩とかあんのかしら?それはともあれパーレイは次戦スウェーデンGPからマシンのコックピットサイドにウサギのシルエットを描き足した。 対するラウダもヘルメットに「スーパーラット」って書き足すとか、あんたら小学生か(笑) クルマの年代が合わないけれど因縁のドライバーとツーショット。 なので、ここは是非とも77年のマシンCRP1が欲しいところだよねぇスパークさん。ちなみにCRPとは父親チャールズ・レジナルド・パーレイの頭文字。ここでもちゃっかり宣伝してやんの(笑) てなことで簡単な新年の挨拶のつもりが長々と。。。ぐだぐだ無駄に長いのは相変わらずで今年もよろしく(誰あて?) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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