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カテゴリ:お酒
先日開栓した広島の純米吟醸を飲みきってしまいました.
秋と言えば,2年前の会津旅行で出合った[ひやおろし]の時期です. ひやおろし:通常お酒は冬に仕込んで春先に新酒として登場しますが,その出来上がった新酒を一夏寝かせて秋に出てくるお酒です.(ワタクシは2年前の会津熱塩温泉旅行で偶然このお酒と出合い,そのまろやかさにすっかりファンになってしまったのでした) 町内の酒屋さんに出向き,ひやおろしを物色したのですが残念ながらありませんでした. ないモノは仕方ないので,お店の人に[食中酒としての純米酒,オススメあります?]と聞いてみた所,出してもらったのがコレです. 実は今回のお酒,これまでのモノと方向性が異なります. 今まではどちらかと言うと[しっかりした味わい]のお酒を飲んできましたが,このお酒は[すっきりとした味わい]との事. 超辛口とラベルに書いてあるし,所謂[淡麗辛口]ってヤツなのかな? 早速開けてみました. んんっ!?淡麗辛口?いやいや,淡麗かつ風味豊かな...? いつもの評価方法で書くと, 1.口当たりはなんともニュートラルな感じ.スーッとヌルッの中間のような. 2.その後急激に柔らかい香り/味わいが口の中にフワフワっと拡がります. 3.喉越しはスルスルーと消えていく感じ.これまでのお酒にあったピリピリとかヒリヒリ感がありません. これはこれで美味い!淡麗って他の言葉でどういう表現できるかよくわかりませんが,決して[薄い]訳じゃない.でも確かに今まで飲んできたお酒と比べると[淡麗]という表現が当てはまる感じです. キュウリの酢の物とよく合いましたが,本日はもう一品登場して頂きましょう. ブリの照り焼きです.こやつとも良く合いましたー. 上の評価,常温(多分15-20℃くらい)状態でした. 一晩冷蔵庫で冷やして翌日飲んでみると[辛口ーっ]になってました.冷やした方が辛口感が強まるのかな?このお酒,個人的には常温の方が好きですねー. ちなみにこのお酒,ひとごこちを麹米に,五百万石を掛米に使用しているとの事. ん?初めて見る説明です.麹米はなんとなくわかりますが,掛米??? ネットで調べてみると,日本酒独特の製法が関係してました. お酒に含まれるアルコールは酵母による糖分分解で造られます. が,そもそも米の成分は糖分でなくデンプンです. よって日本酒はデンプンを糖分に変え,糖分をアルコールに変えるという2種類の発酵で造られます. デンプンを糖分に変える為の麹を作る為の米が麹米. 麹米と酵母によって,デンプン-糖分-アルコールと分解されていく米が掛米. ...だそうです.(超概略) 知らんかった. 以前訪れた酒蔵さんで,[五百万石はすっきりとした味わいのお酒になりやすい]と聞きましたが,今回のお酒はまさにそんな感じでした. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/10/24 10:31:41 PM
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