186341 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Mr.H'sBLOG・・好日夢譚

Mr.H'sBLOG・・好日夢譚

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Profile

Mr,H

Mr,H

Category

Recent Posts

Comments

へろ吉@ Re:少年老い易く (その42) 連続ラジオ放送物語(3)(08/26) ♪風が吹くなら 風吹くままに♪ と、ふと思…
背番号のないエース0829@ Re:初夢・・ 今回こちらのtitleです。 もしよろしかっ…
宇治のTecyn@ Re:よみがえれ 復活せよ!(04/26) コメントする内容でないことをご容赦のほ…
背番号のないエース0829@ 学童疎開 「外間邦子 ~ 対馬丸記念館 ~ カテゴ…
鮫島(旧姓) @ Re:上信越 避暑旅 覚書 その三(08/21) ホント!おつかれだったでしょう。でも、…

Archives

May , 2024
April , 2024
March , 2024
February , 2024
January , 2024

Keyword Search

▼キーワード検索

Headline News

Favorite Blog

美的専科 心愛ぷりんさん
シネマに賭けた青春… 大西俊郎さん
片桐早希 おむすび… 片桐早希さん
何の日=つぼんち16 つぼんち16さん

Freepage List

November 3, 2020
XML
カテゴリ:不易流行 
​​​​​重陽の節句に合わせ、語呂合わせでもないが、庵での気楽な一人寝の起き伏しの侘しさを​​

「九たび起きても月の七ツ哉」​(ここのたび おきてもつきの ななつかな)​   とも詠んでもいる
​​翌日 乞われて​​ ​​​門人でもある粟津(現大津市)の百姓荘右衛門宅で​​​龍ヶ岡 山姿亭  乙州らと訪ねた 挨拶吟 ​​
「蕎麦も見てけなりがらせよ野良の萩」(そばもみて けなりがらせよ のらのはぎ) ​​と丹精こめて作った見事な蕎麦を褒めつゝ野の萩に心引かれている

​​その行き帰りの田舎道にでも見かけた雀や鶉を詠み込んだ句に​​
「稲雀茶の木畠や逃げ処」​(いなすずめ ちゃのきばたけや にげどころ)​ 
「鷹の目も今や暮れぬと鳴く鶉」​(たかのめも いまやくれぬと なくうずら)​ ​ と詠んだことだった・・

​​​​元禄四年晩秋大津門人衆との別れを前に膳所の菅沼曲水亭にて「夜寒」という題で句会が催され​​​​ 曲水夫人が座の人々に煮麺を振舞ったのであろうか、​
「煮麺の下焚きたつる夜寒哉」​(にうめんの したたきたつる よざむかな)​  ​ と詠み、​
​​​​​​そんなこんなの 義仲寺 無名庵滞在 三ヶ月で都合十数句に既に紹介した​​​​​​​堅田の十六夜観月句会​​​​​月参りの石山寺等での八句余りを含め合わせて二十余句をこの時期 近江に残している

​​​
かくして江戸に住まいのある弟子の桃隣をともない大勢の門人衆に見送られ​​​九月二十八日、膳所を後にし、名残にもう一泊​​乙州​​​宅に泊まり、​​​​​ 
「見送りのうしろや寂し秋の風」​(みおくりの うしろやさみし あきのかぜ) ​ とばかり

                


​​​​​​​​​​​二十九日 江戸に向けまずは彦根をめざし旅立ったが​次に近江大津へ芭蕉が戻ってくるのは元禄七年 閏五月と 長の暇となった・・・​​

​​​​​​​​​​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  November 4, 2020 04:04:39 AM
コメント(0) | コメントを書く
[不易流行 ] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.