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カテゴリ:生命科学
ここ数日,書き物の合間をぬって配列情報解析&ドメインハンティングに 注力を再開した.まあ,なぜかといわれると一つには,そろそろ新しい タンパク質の立体構造解析がやりたいので,小さめの素適なNMR試料が ほしいからである.でもって,本来ならそろそろ一個くらい大学院生 A君(彼は最近めきめき腕をあげていて,クローン→発現条件検討 までノーミスで2週間を切るようになってきた)の狙っているサンプルから 新しいドメイン試料があがってきそうなのであるが,マーフィーの第4法 則にはまってしまっているようで,いい試料がとれないのである. ちなみにここでいうマーフィーの第4法則とは, 「生物学的に面白いタンパク質はたいがい性質が悪い」 である. 閑話休題. というわけで,これまで手がけていたエンドソーム系から,MT系の MITドメインにシフトしてみようと思い,以前発現に失敗している Spastin / Spartinの解析を再開したのだが. Spastin / SpartinはそもそもCicarrieriらが最初にMITドメイン発見の もととなった蛋白質ではあるが,EMBLとEBIでは扱いに温度差があるよう だ.SpastinのMITドメインはSMARTでは見つかってもPfamでは見つから ない.Spartinに至っては,どちらのサーバーでも閾値以下である. FORTEで探してやるとようやく見つかるが,それもかなりドメイン境界 を絞ってやらないと見つけてくれない.こいつら,本当にMITドメインな のか,大丈夫なのかちょっと心配になる. SさんのD論の推移を見守りながら,この間アクセプトになった2報の 論文のCopy right transferやらoffprint order formやらをやっつける. NIさんの論文のProofも行う.Springerのcorrection team centerって いまはインドにあるんですね~. Faculty1000をじっくり見ていたら,確かに面白い論文がみつかった. これ(PMID: 16954350)です.これってどうなんでしょう? ともあれFaculty1000は確かに面白い. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.12.01 02:04:28
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