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カテゴリ:その日の市況
「売れて売れてクルマが足りない」 プリウスのことだが、かつて小倉智昭が「とくダネ」のオープニングでぶちかました誤ったコメントのをそのまま持ってきた。このときは、日産自動車が製鉄会社から手配していた鋼板が確保できなくなってしまったため、工場ラインの一部が操業停止に追い込まれてしまった事に対してのものだった。「売れて売れて」は誤りで、その時期に「製鉄会社が日産に販売できる鋼材が少なくなってしまった」が正しい。 現在「売れて売れて」の状況になっているのはプリウス。5月に発売された第三世代は、価格を安く設定した上に、政府緊急経済対策としての補助金制度もあって、バカ売れの状況が発生している。これから購入しようとすると、来年3月に間に合わない可能性が出てきている。 家電のエコポイントと並んで、日本の消費刺激策の一環ではあるが、いかにも消費先食いの臭いだけを感じてしまう。 トヨタのテレビCMをみると、どうもプリウス以外に目を向かせようと言うのがわかってしまう。「こども店長」とか、ウィッシュのCMが大量に流される事からも明らかだ。 プリウスは売れるが、同等かクラスが上のやつは売れない。マークXとかプレミオとかカローラなどにそんな事態が起きているのだとか。とにもかくにも苛烈な一極集中現象がおきていることは間違いないようです。 プリウスを注文してもなかなか届かないのは現実だが、レンタカーとなれば話は別。第三世代のプリウスを7月はじめからトヨタレンタリースで受付を開始したが、予約状況を見る限りとくに込み合っている雰囲気などみあたらない。 トヨタレンタリースでは第二世代のプリウスも扱っているが、貸し出し料金のランクは第二世代のほうが安いため、第二世代に流れているのかもしれない。 トヨタレンタリースのCMといえば草なぎ剛だ。赤坂全裸の一件でいったん広告が取りやめられたが、5月末の復帰とともに再開している。地デジCMにも復帰へ。 ◇ ◇ ◇ 今日の東京株式市場は寄り付きは半導体関係の一本釣り相場の気配に。 日経平均 9,944.55 △151.61 信越化学(4940△130)・パナソニック(1390△107)・キヤノン(3300△140)はドカンと上げているが、リコー(1175△22)は相変わらずパッとしない。 14時過ぎに先物に引っ張られるかのように高くなった形になったとはいえ、周辺と比較すると安さは明らかに異常だ。6月のキヤノン押さえ込みと似たようなものを感じざるを得ない。 パナソニックがドカンと上げたのは、JPモルガンが目標株価を1100→2000に変更したから。 キヤノンについて、日興シティが 7/15のゴールドマンサックスの格付けでセイコーエプソン・コニカミノルタ・リコーが1100円で枕を並べる形にされていたのも異様だったが、きょうの日興シティの4社格付けも異様だ。富士フイルムを下げさせたくてキヤノンを上げるために、リコーとコニカミノルタをダシに使ったとしか見えない。きょうのところはキヤノンをぶち上げておいて、近いうちに残りの3社をぶち上げるんじゃないの? って考えるのが妥当そうな気がする。
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