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カテゴリ:最悪の男が歩く、最良の関西
男はとかく、何かを集めたがる習性があります。。 ミッキーマウスのぬいぐるみや キティーちゃんグッズを集めるのは女性だけだと思いますが、 世の「コレクター」と呼び称される人のほとんどが、男性ではないでしょうか。
切手やコイン、昆虫や蝶の標本、鉄道模型にミニカーなど。 切手などならまだしも、石ころや瓶のジュースなどの王冠(ガラス瓶の栓)、 野球選手のカード、キャンディーやガムの包み紙等々 他人には理解できないマニアックな収集家も珍しくはありません。 そして、使用済み○ンティーや○ラジャーを集める輩も・・・(これは別物ですね)
太古の昔、男たちがみんな狩猟をしていた時代 自分がしとめた獲物の骨や歯などを「戦利品」として保存したのが始まりかも知れません。 そんなDNAの奥深くにある記憶が、男たちに今なお残っているのかも知れません。
数年前から神社巡りをしていますが、 こんな分野でも「収集癖」の琴線に触れる誘惑があります。 例えば「日本三大稲荷」とか「三大住吉」等々・・・。 四国八十八カ所、西国三十三カ所巡りなどは 宗教的な意味合いもあるでしょうが、数字が付くと制覇したくなります。 私がハマッたのが「名神大社二十二社」です。 平安時代後期、制定されたと言われている格の高い神社のことです。 2年半ほどかけて、完全制覇しました。 で、終わったわけではなく(笑) 「納得出来る写真を撮ってブログに書く」という作業は続いていて 別ブログ「龍水御朱印帳」では、二十二社は別カウントを付けてアップしています。 ちなみに今日まで、15社のUPが完了しています・笑。
さて、最近密かに狙っているのが「大和国四所水分社」です。 飛鳥を中心に、大和四周の水の守り神と言われる神社。 水にご縁が深い私としては、是非とも制覇したいと思ったのです。 ところがこれらの神社、電車どころか車でも困難と思われる そんな場所にあったりするんです。
先ずは葛城水分神社(かつらぎみくまりじんじゃ)。 【地図】 大阪府富田林、千早赤阪村から葛城山を越えて奈良県御所市に出る 国道309号線の近くにあります。 しかしこの新しい国道も険しいワインディングロードで、 神社はさらに脇道を上った場所にあります。 当然、車でしか行けません。 でも、車1台がやっとの道で しかも駐車場はありません。 この神社のことを知って、「大和国四所水分社」に興味を持ったのでした。 参拝出来たのは昨年の3月。 一昨年12月には宇陀水分神社(上社)(下社)に参拝しましたが、 あいにくの天候だったため、あまりいい写真が残っていません。
そして今回(5/5)、「完全制覇」を目指して、宇陀~吉野へ向かいました。 「大和国四所水分社」ではありませんが、先ずは大好きな神社 室生龍穴神社へ。
神社ブログを始めてから何度か行っていますが、 納得出来る写真が撮れず、ブログにUP出来ずにいた神社です。 今回はまあまあの写真も撮れ、小ネタも仕入れたので近々UPの予定です。
神域にじっくり触れるために、小雨の中 奥宮へは車を本宮に置いて、徒歩で参拝しました。
「大和国四所水分社」 第一段は都祁水分神社(つげみくまりじんじゃ)です。 今回が初めての参拝。 静かで美しい境内。 なかなかいい神社でした。
奈良市都祁友田町 【地図】 のどかな田園地帯の中にあります。
「大和国四所水分社」の第二段は宇太水分神社(うだみくまりじんじゃ)。 場所は奈良県宇陀市榛原区下井足 【地図】
社殿よりも、参道のすばらしさが印象に残っています。
そしてさらに芳野川上流・菟田野町古市場に鎮座する宇太水分神社。 【地図】 本殿三棟が国宝、二棟が重要文化財の指定を受けています。 水の神を祀る神社らしく、ここには御神水(湧水)もありました。
宇太水分神社下社・上社の参拝を終え、 あとは吉野水分神社を残すのみ。
「おっしゃーー。あと1社やぁ」
車に乗ろうとした瞬間、急な腹痛にみまわれました。 加えて体も重く感じ、急に疲れに襲われた気分でした。
「ドリンク剤でも飲もうかな・・・」
何か勘違いした家内が
「何本でも飲めばぁ~」
なんて言ってましたが、ツッコミを入れる気分にもなれず 意地になって吉野へ向かったのです。 ところがナビがおかしな道を選択し、 ガードレールのない細い山道に入ってしまいました。 何とか吉野・金峯山寺にたどり着いたのですが、 残り3kmの地点で、険しく細い道に挑む気力もなく 体も気持ちも重いまま参拝を断念しました。
ところがUターンをしてから気分がよくなり、 帰路についてからは体調も回復してしまったのです。 縁がなかっただけではない、何かワケがあるような気がしましたが うちに帰るまで全く見当がつきませんでした。
帰ってから、下井足の宇太水分神社でいただいた由緒書を読んで判明しました。 ネットで以前見た記憶があるのですが、 宇太水分神社は下井足の神社が下社、古市場の神社が上社と思っていました。 ところが古市場の神社は中社だということがわかりました。 上社は芳野川のさらに上流にある惣社水分神社だったようです。 もう少しで 「大和国四所水分社、完全制覇ぁ~」 と、はしゃぐところでした。
少し落ち着いて休憩していたら そんな情報に気づいていたかも知れません。 それにしても行きにくい神社ばかりの参拝なのに、リサーチ不足は致命的。 そしていつも失敗するのですが、看板や由緒書の軽視。 「写真を撮っておいて、帰ってからゆっくり読もう」 といった感じで、その場で読まないことが多いんです。 ブログを書く時の参考にするならば、それでもいいのですが その場で役立つ情報を見落としてしまうんですよね。 しかも、この日最後に向かった吉野水分神社ですが 車で行くことはどうやら困難だということも判明しましたが。
吉野水分神社には、後日しlっかり歩いて参拝することにいたします。
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