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カテゴリ:最悪の男が歩く、最良の関西
ここ数年、仕事よりも熱心になっている神社巡りですが、 年末年始はシーズンオフ。 と、言うのも。 おおかたの神社ではお正月仕様になり、 有名神社の参道には屋台が立つなどして、本来の姿を撮影出来なくなるからです。
人混みを好まぬタチですが、こんな所にやって来ました。 渡月橋の向こうに、うっすらと雪を頂いた山は愛宕山でしょうか。 私の目的は月読神社(松尾大社・摂社)だったのですが、 家内が難色を示すと予想されたので「嵐山」を餌にして出かけたのです。 家内も最近はデジカメにハマり、 画素数では私のカメラよりも優るデジカメを持つまでになりました。 今までは私が行きたい所に着いてきて、そこを撮影するといった感じだったのですが ついには自分が撮りたいと思うものや、行きたい場所を主張するようになりました。 家内もブログを始めたので、ブログネタを仕入れる為のようです。
お店もほとんど閉まった時間、日が暮れて真っ暗になり景色が見えなくなっても 大勢の観光客が歩道を埋め尽くしているという、不思議な場所 嵐山。 私は以前から、どうして嵐山にあんなに人が集まるのか理解出来ませんでした。
しかし昨日は年末だからでしょうか、観光客の数は少なく 渡月橋も、よそ見しながら渡れたくらいです。 落ち着いて散策すると、なるほど嵐山はいい所だと思いました。
嵐山で意外と知られていないのが、この「安倍晴明公嵯峨御墓所」です。 付近の案内地図にも掲載されていません。 渡月橋北詰(嵐電の駅がある方)から桂川沿い(三条通り)を東(下流)へ行くと すぐに「清滝道三条」という交差点があります。 その交差点を渡り、閉店したファミレスの裏の小径を北上(左折)します。 100mほど先に「長慶天皇嵯峨東陵」があります。 その手前、右手奥にひっそりと建っています。 角倉稲荷神社(すみくら)の裏になりますが、神社との関係は不明です。
安倍晴明の母は、葛の葉という狐だったという伝説があります。 堀川通一条にある晴明神社や、大阪市の安倍晴明神社にも稲荷社があります。 また、安倍晴明は稲荷神の生まれ変わりだという伝説もあるようです。 ちなみに、晴明公の子孫の墓は若狭・名田庄にあります。 この「安倍晴明公嵯峨御墓所」は、いつ来てもきれいに清められています。 お花も常に新しいものが供えられています。
こちらは渡月橋南詰、 嵐山モンキーパーク入り口付近にある檪谷(いちたに)・宗像神社。 嵐山弁財天とも言われているそうです。 渡月橋からも朱の鳥居が見えるのですが、今まで全く気づきませんでした。 普段の渡月橋は、周囲を見渡す余裕がないほどの人混みだったからです。 檪谷神社・宗像神社は二社同殿で、檪谷神社が宗像三女神の奥津島姫命(多紀理姫命) 宗像神社が同じく市杵嶋姫命(中津島姫命・弁財天)を祀っています。 (で、多岐津姫命は・・・?? いらっしゃらないようです) 松尾大社の境外摂社です。
松尾大社に行きましたが、境内では初詣の準備が着々と進められていました。 子に代わって丑の大きな絵馬が既に掲げられ 参道には屋台の設置も始まっていました。 およそ2年ぶりの参拝ですが、ちょっと見直しました。 以前はここの本当のすばらしさが分っていなかったのかも知れません。 お正月が過ぎたら、もう一度参拝し直そうと思います。
そしてちょっとうれしかったのが、境内末社・滝御前社。 お社や参道がきれいに整備されていました。 御祭神は水の神・罔象女神(みずはのめのかみ)で、霊亀の滝の前にあります。
罔象女神がお喜びになっているせいでしょうか。 霊亀の滝に強い御神気を感じ、しばし言葉を無くしてしまいました。 前々から気にはなっていたのですが、 やはり近いうちに松尾山に登り、磐坐を参拝しなければと思いました。 困ったことに、家内もそう思ったようです。 (うるさいし、歩くのが超遅いんです)
こちらは3年ぶりの月読神社。 こちらも松尾大社の境外摂社です。 以前は摂社・末社を軽視していたせいか、 前回の参拝はほとんど印象に残っていません。 こんなにすばらしい所だったとは・・・。
松尾大社とその周辺の神社も、そして嵐山も見直しました。 暖かくなったら、是非とも再訪しなくてはいけません。
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