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テーマ:猫のいる生活(136013)
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正式な名前は「捻締錠(ねじしまりじょう)」と云うらしい。
今では地方の旧家ぐらいしか見ることができなくなったねじ込み式の鍵。 今の世代だったら、ご存じない方の方が多そうですね。 そう云われれば、他国はみんな開きのドアだから、捻締錠はつけられない。 ご存じない方に説明すると、細長い鉄のスティックを鍵穴に差し込み、くるくる回して、ねじのように固定する鍵です。 とっても時間がかかり、戸締りするのが面倒くさくなることもありました(笑) しかし、なんともレトロですね。 私ら子供のころは、都会でも小学校の窓がこの捻締錠だったように記憶してます。 使用されはじめた時期は判然としてませんが、大正から使われはじめ、昭和10年よりちょっと後ぐらいまで新築の家でもつけられていたようです。 発明者は不明です。 捻子締り錠は昭和7年にアルミサッシがビルに採用されたことを皮切りに、昭和30年代に向けて採用が縮小されていったそうです。 昭和35年にはアルミサッシの採用が本格化し、40年代にほぼ100%アルミサッシに代わったと云うので、その時期には捻子締り錠は前時代の遺物と化してしまったのでしょう。 そう云えば、昔はハエがあちこち飛んでいたのですよね。 それで八百屋や鮮魚店なんかから、自宅でも「カモ井のリボンハイトリ」が垂下がっていた。 べたべたの紙を天井から吊りさげるハエ取り紙は、気を付けないと通るときに髪の毛が張り付いて悲惨なことになってしまいます。 カモ井加工紙と云う会社は、倉敷にある1923年(大正12年)創業の粘着テープの製造を行う会社です。 ハエ取り紙は、松脂(まつやに)から製造される天然樹脂の「ロジン」と「ひまし油」などを原料とする粘着性の強い粘性を持った液体がシートに塗布されています。 接着ではないため、揮発性の高い溶剤が乾くことで固化しないようになっているんですね。 ちなみに、オシャレなマスキングテープ「mt」を製造しているのもカモ井加工紙です。 リボン式ハエ取り紙があれば、殺虫剤噴霧器と云うのもありました。 瓶入りの殺虫液を手押し式のポンプの噴霧器に入れて押し出す方式です。 とにかく噴霧器に殺虫液を移すとき、手に殺虫液がついてしまい往生したものです。 日本初のエアゾール式殺虫剤「キンチョール」が発売されたのは、1952年(昭和27年)でしたが、最初は「ノズルが詰まる」「液が漏れる」といった苦情の声が相次いだのです。 ノズル詰まりは、殺虫液に残っていた除虫液のカスなどが主な原因。 液漏れは、化学反応により腐食が起こったせいでした。 1955年(昭和30年)にはスプレー缶の形を変えた改良型の商品を発売しました。 しかし、私の家ではこの頃でも殺虫剤噴霧器を使ってたような気が。 なにしろ貧乏だったので、そんなスプレー式みたいなモダンなものは買えなかったのでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
パパゴリラ!もそれを全部知っている年代ですね~。
捻締錠は、開いているときは、ねじ部分が下に垂れ下がるようになってましたね! 雨戸などの錠は閂型でしたよね。 ハエ取り紙にハエがたくさんくっ付いているのも不気味でした。 懐かしき昭和です。 (Jul 14, 2019 07:36:29 AM)
うわぁ~~~♪
ヾ(@^▽^@)ノ ワーイ 今日は懐かしいものばかりです。 子供の頃、庭のガラス戸や窓ガラスのカギを 1つ1つ閉めた事を思い出しました。 それにフマキラーのシュッシュッも 本当に懐かしいです^^ (Jul 14, 2019 08:12:22 AM)
ほんと・・昔は「ネジ式錠」が当たり前でした。まず玄関を施錠して出掛けたな~!
蠅捕りリボン・・いつの間にか見なくなた。 ポンプ式散布器・・これも見なくなって久しい。 ベトナム戦で蚊に悩まされた米軍が発祥の「スプレー式噴霧器」・・・ ↑ 之が現在主流のスプレー缶の元祖だそうです。 (=^・^=) (Jul 14, 2019 09:24:26 AM)
こんばんは
あたしが子供の頃住んでいた借家はこのねじ込み式でした ハエ取り紙はこちらでも売っているので使っています (Jul 14, 2019 03:22:58 PM)
どれも懐かしいものです。昔はハエも多かったのでしょうね。学校でもハエとり週間があってたくさん捕ると表彰されました。
(Jul 14, 2019 10:16:15 PM)
そう言えば、小学校の窓の鍵は、ほぼこれだったですね。
建て替えで、校舎がビル型になってから、サッシに変わりました。 殺虫剤、今でも手につきますよ~。気持ち悪く、使った後は、手洗いです。 (Jul 15, 2019 12:12:17 AM) |