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テーマ:猫のいる生活(136442)
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台湾の言葉と云うのは切り分けがムツカシイ。
と、云うのも国民党政権が猛威をふるってたときは、公用語として北京官話(北京語)を強制してました。 今の若い台湾人が話す言葉ですね。 ところが特に台湾南部の高齢者では古くから使われてきた台湾語を日常的に喋ります。 広東語も出身地によっては話す人もいますが、決して台湾で主要な言語でないみたいです。 台湾語そのものは中国福建省南部で話されている閩南語から派生し、独自の発展を遂げた独特のものです。 台湾人の祖先自体が17世紀~19世紀にかけて福建から移住してきた人たちで構成されてるからです。 なので台湾料理も福建料理と同じ仲間なんですね。 同じ中国の海南料理もその仲間です。 つまり、あまり塩っぱくなく、淡白な味付けが多い。 日本人好みの味付けです。 トウガラシの使用なんかもほとんど見られません。 日本で食べられる「台湾ラーメン」は名古屋の台湾料理店「味仙」が賄いから考案したもので、あんな辛い料理は台湾に存在しません。 その他、台湾政府が認定してるだけで16もの原住民族がいます。 彼らはマレー・ポリネシア語に属するオーストロネシア語を話ますが、彼らが台湾からフィリピン、インドネシア方面へと拡散していった民族です。 彼らは部族間で話す言葉が違うのですが、日本統治時代の日本語教育の影響があって、異なる部族間での共通語として日本語が用いられることもあるようです。 以前、私が台北で一緒に飲んだアミ族のひとたちはみんな北京語を話していましたね。 台湾の国語が中国語(北京語)と云っても、中国の北京語と台湾の北京語はまた違いもあります。 発音は同じですが、文字の種類が全然違うんです。 もっとも発音自体も中国人は凄い巻き舌ですが、台湾人はもっと柔らかい感じの音域で会話をします。 中国は簡体字という書式が使われています。 それに対して台湾の北京語は繁体字です。 もう繁体字は台湾の他では、香港やマカオぐらいしか使われてないですね。 中国本土では「文字改革」政策による簡体字一辺倒になっています。 台湾語では日本語の発音そのままのも多く有ります。 サスガに書く文字は違いますが、日本の統治が長かったせいもあって、結構、日本語が流通してるのですね。 ・「海苔」とか「味噌」「おでん」「ワサビ」「刺身」「トロ」など。 ・「父さん」(台湾では戦前に日本の教育を受けた世代の事を「父さん世代」と云います)とか「母さん」「兄さん」「兄貴(アニキ)」「姉さん」「おじさん」「おばさん」「運ちゃん」など。 ・「チャック」や「鞄」「名刺」など。 ・「気持ち」や「応援」「反抗」など。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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