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テーマ:猫のいる生活(138971)
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キタオポッサムと云う生き物がニカラグアやメキシコからアメリカ、カナダ南部まで生息してます。
耳とシッポには体毛がありませんが、頭部には白い毛が生えてて、お腹に袋のある哺乳類です。 化学エネルギーを光エネルギーに変換する化学反応で、光を照射されると、短い波長の光が吸収され、より長い波長の光が再放射されることで輝くのです。 つまりまったく光のない闇では、光らないと云うワケですね。 なので生物蛍光と云うのです。 カモノハシってのは哺乳類なのに"卵"を産み、口には歯がないかわりに電気を感じるクチバシ。 手足の水かきで泳ぎ回って、オスには毒爪まであるという珍獣です。 なんとも愛嬌のある顔立ちで、ファンも多いのでは? そのカモノハシも実は光ることが最近の研究で明らかになったのです。 アメリカのノースランド大の研究グループがカモノハシの剥製を紫外線ライトで照らしてみたら、被毛が緑や青の蛍光色で光ることが確認されたのです。 剥製は、フィールド自然史博物館が所蔵するタスマニアで捕獲されたカモノハシのもので、オスとメスのどちらも蛍光を放ったと云います。 ニューサウスウェールズ州のカモノハシでも同様のことが確認されたそうです。 カモノハシとハリモグラの仲間を「単孔目」と云って、哺乳類でありながら"卵"を産むのはこの種しかいません。 その「単孔目」で「生物蛍光」を確認されたのは、このときが初めてだったのです。 キタオポッサムとアメリカモモンガの共通点は夜行性と云うことです。 カモノハシもまた夜行性です。 これは「生物蛍光」することで紫外線を吸収して、逆に紫外線に敏感な夜行性の捕食者や獲物に気づかれにくくするのではと考えられていますが、まだ真相は解明されていません。
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