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テーマ:猫のいる生活(138911)
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「トナカイ」と云う名前は日本のものですね。
英語だと「レインディア(reindeer)」。 reinは手綱とか革ひものことです。 ユーラシア大陸の北部では昔から家畜化されてたので、「革ひものついた鹿」と云うイミでこの名がつきました。 北アメリカではカリブーと呼ばれてますね。 では、日本名のトナカイは? これはアイヌ語です。 「トゥナカイ」が元の呼び方。 そのアイヌ語も樺太やアムール川(黒竜江)下流域に住んでるニヴフと云う少数民族の言葉を取り入れたものです。 しかし、同じシカの仲間でもトナカイはオスとメスの両方に角が生えているのですね。 トナカイは冬の間は南へ、夏の間は北へ移動します。 この移動がハンパなくて、最大5,000km も移動することができるのですが、東京から大阪間の距離が、直線にして約400km 。 5,000km と云うと、京都からシンガポールまでの距離です。 トナカイは北国の短い夏の間絶えず草を食べ、日光も食料も極度に不足する寒くて暗い季節に備えて脂肪を蓄えます。 トナカイは夏の間、ほとんどの時間を食べることに費やすため、睡眠時間がほとんどないように見えます。 トナカイの睡眠について、当初、研究者の間では、夏の間は睡眠時間を削って食べることに集中し、冬の間にとことん寝て睡眠時間を取り戻してると考えられてました。 ころが研究が進むにつれ、そうでないことが分かってきました。 トナカイの脳活動をモニタリングすることで分かったのですが、トナカイは食べながら寝ることができたのです。 そんなアホな!とお思いでしょうが、それは睡眠と云う観点を捉え直してみれば理解できます。 トナカイは一度飲みこんだ食物を再び口中にもどし、よくかんでからまた飲みこむ反芻してるとき、ノンレム睡眠の典型的な特徴を示していたのです。 つまりトナカイは、夏の時間を節約するために、反芻と睡眠を同時に行うことができる能力をもっていたと云うこと。 研究では、トナカイが反芻する時間が長いほど、より休息していることも判明しました。 トナカイの食事と睡眠を同時に行う驚くべき能力は、北極の短い夏での生活に適応したものと思われ、頻繁に眠り続けることなく太ることができるのですね。 こう云うことはままあるらしい。 ヒゲペンギンは、1日に10,000回以上眠りますが、その睡眠時間は1回あたりたった4秒です。 人間がトナカイの能力身につけたら...食べながら寝る...赤ちゃんでんがな(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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