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耳(ミミ)とチャッピの布団

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Feb 4, 2024
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カテゴリ:カテゴリ未分類
「伯方の塩」ってのは愛媛県の塩ですが、以前は出生を告知してなかった。
日本で流下式塩田製法が全廃され、イオン交換膜製塩に移行してから、自然塩を使うためにメキシコの「ゲレロネグロ」とオーストラリアの「プライス」の自然塩を輸入して精製してたのですね。
つまり愛媛県産ながら、出自は海外と云うこです。

ヒマラヤピンクソルトと云う岩塩、日本でもさまざまなものが輸入されて売ってますが、ただのお塩とは思えないくらい値段が高いですね。
鉄分とミネラルを豊富に含むため少量で料理の旨味が引き立つらしい。
もっとも、うちは普通のお塩ひと袋買っても、何年も使い切れないくらい塩を控えてるので食指が動くことは無いのですが。


この岩塩、ヒマラヤピンクソルトと云う名前がついてますが、実際にはヒマラヤ山脈の南端パキスタンのパンジャーブ地方で採掘されてる岩塩です。
ピンクソルトの名前の由来になったピンク色は含まれる鉄分の赤色です。
ヒマラヤ岩塩には、ピンク色以外にも透明のもの、ローズピンクのもの、ルビー色のものなどたくさんの種類があります。
ヒマラヤ山脈と云うのは、7,000万年前後期白亜紀にもともと南半球にあったインド大陸がプレートの運動によって北上を続け、ユーラシア大陸に衝突。
衝突してもなお北上を止めず、やがてユーラシア大陸を持ち上げながらその下にもぐり込み、二段重ねの地殻を作り上げます。
これがヒマラヤ山脈で、地殻変動により海水が陸地に封じ込められ、できた巨大な岩塩層も一緒に押し上げられて出来たのがヒマラヤ山脈の麓から取れる岩塩(ヒマラヤピンクソルト)です。
ピンクソルトは主に、インダス川とパンジャブ平原の間の塩山脈丘陵系の麓にあるパキスタン、パンジャブ州のジェラム地区にあるケウラ岩塩鉱山で採掘されてます。
ケウラ岩塩坑は内部を見学することができるのですね。
1930年に開通した、ケウラ岩塩坑鉄道のトロッコ列車で観光客を運んでくれます。
この鉱山の規模が凄まじくて、ハンパない大きさです。
切り出される岩塩も大きなものから、両手でかかえられるくらいのものまで様々。
あまりに大きいのは、電動カッターで切断した後、さらに手で小さく砕かれます。












ピンクソルトは食卓塩として販売されてますが、パキスタンで採掘された一部の塩は、不純物が含まれているため、精製しなければ食品に適してません。
また、カルシウム、鉄、マグネシウム、マンガン、カリウム、アルミニウム、バリウム、ケイ素、硫黄などさまざまな元素が高レベルで含まれていることが分かってますが、ヨウ素が不足してるみたいです。
市販されている食塩にはヨウ素が添加されており、これでヨウ素欠乏症が大幅に減少しました。
なのでピンクソルトだけを使ってる場合はヨウ素不足になる可能性があるのですね。
ピンクソルトは食卓塩としての利用だけでなく、ピンクソルトの塊を使った「ソルトランプ」など装飾品にも活用されてます。
ソルトランプはワンにゃんにとって危険で、舐めると塩中毒になる可能性があります。









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Last updated  Feb 4, 2024 05:11:28 AM
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