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テーマ:猫のいる生活(136071)
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と云っても、日本に住んでて、日常的にこの生き物と遭遇するなんてことありません。
野生ではサハラ砂漠以南のアフリカ大陸にだけいる生き物ですから、アフリカのサハリツアーにでも行かないと野生のこの生き物と出会うことはありません。 日本の動物園で見るのは、人馴れしててご飯も充分なので恐れるようなことのない生き物。 確かにゾウの仲間でも、特にアフリカゾウは気性の荒いので有名ですが、もっと危険なのはゾウに次いで2番目に大きい"カバ"です。 南米コロンビアの「麻薬王」パブロ・エスコバルは、自身の別荘地に動物園を作るため1980年代にアフリカから4頭のカバを輸入しました。 エスコバルの死後、私設動物園に放置されたカバは逃走し野生化。 それが増えに増え、2030年までには400頭に増えるとされてます。 「コカイン・カバ」と呼ばれてるこのカバは、在来の動植物に悪影響を与える上に、人々に危険が及ぶ可能性があると政府は危機感を露わにしてます。 カバってのは、体長が3.5~4m 、体重はオスで平均1,500kg 、メスは平均1,300kg で、非常に大型のオスだと2,000kg=2トン を超えることもあります。 問題は下顎の犬歯です。 50cm に達するものもいます。 その犬歯は一生伸び続けるのですが、上下の歯が噛みあい互いをすり減らすことで短く、鋭くなっていくのです。 しかもカバはご存知の通り、潜水の名人。 潜水時間は約1分で、最長で5分くらい。 そのカバが陸上では時速30km~40km で走る事が出来るのです。 つまり水の中でも、陸上でもスキがないのですね。 カバが走ってる動画 Hippo On The Run (I've never seen this before) 百獣の王ライオンと云いますが、1対1では圧倒的にカバが勝ちます。 ただライオンは1頭ではなく、群れで攻撃してくるので多勢に無勢でカバがやられることが多いのですね。 それでもライオンの犠牲もハンパありませんし、ライオンが返り討ちにあうこともしばしば。 とにかくカバは非常に攻撃的な野生の生き物です。 縄張り意識も非常に強く、テリトリーの侵入者には必要以上に攻撃を仕掛けてきます。 地球上で最も危険な大型陸生哺乳類です。 アフリカではカバの襲撃により毎年500人が死亡していると推定されてます。 そんなカバと遭遇したら(日本では有りえませんが)、陸上であろうとカヌー上であろうと、攻撃を誘発しないようにすることが重要なんですね。 ストレスを感じていないカバは一般的に穏やかな生き物で、充分な距離感と水深があれば脅威にはなりません。 しかし、水位が低くなりご飯が充分に得られない乾季の後半になると、カバはより攻撃的になる傾向があります。 最適な川のポジションを求めて、ライバルのオス同士で激しい争いが勃発し、敗者は川から追い出されることがよくあります。 日中は藪の下に潜んでいるため、気づかないまま近づきすぎると攻撃される可能性があります。 カバの危険な側面の1つは、行動の予測ができないと云うことです。 経験があれば、ほとんどの生き物の反応はある程度の精度で予測できますが、カバはどっちか云うとアホなんですね。 なので彼ら自身ですら、次の行動がどうなるか分かってないのです。 カバがこっちに突進してきたとき、手をたたいたり、腕を振ったり、叫んだりしても、全くムダです。 唯一の方法は、木の後ろや木の上、またはシロアリ塚の後ろにすぐに避難することしかありません。 カヌーなんかに乗ってる場合は、必ずカバとカヌーの距離を充分とります。 とくに集団で泳いでるような川は絶対さけること。 らしいです。 ところで地球上で一番生命力の強い生き物って何だと思われます? それは「地上最強生物」と呼ばれる"クマムシ"です。 クマムシは体長0.05mm ~1mm くらいしかありません。 このひと、乾燥させても仮死状態で生きのびることができ、さらに真空や大量の放射線にも耐えることができるのです。 2007年に欧州宇宙機関の宇宙実験衛星「Foton-M3」でクマムシが宇宙に打ち上げられました。 軌道に達した後、クマムシは紫外線を防ぐ特殊なケースに入れられ宇宙空間にさらされたのですね。 クマムシは10日間もの間、極度の温度変化を伴う真空状態に置かれました。 しかし地球上で数々の生存記録を打ち立ててきたクマムシは宇宙空間でもみごとに生存できたのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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