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テーマ:猫のいる生活(136458)
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タイの首都バンコクは世界的な観光地と云うこともあって、シャングリ・ラやマリオット、ザ・ペニンシュラなど名だたる五つ星ホテルが目白押しです。
世界的なヒルトンやインターコンチの方が格下。 それに加えてタイ王朝が運営していたグランドハイアット・エラワンやサマセット・モーム、ジョセフ・コンラッドなど錚々たる文豪が愛したマンダリン・オリエンタルも。 お金に糸目をつけなきゃ、いくらでもラグジュアリーなホテルライフが楽しめます。 そんなバンコクのホテル事情で、私も最近まで知らなかったとてつもないホテルがあるのです。 ホテル名は「ザ・サイアム(The Siam)」。 このホテル、世界的に有名なホテルブランドとは無縁の、なんと家族経営のホテルなんです。 部屋数も少なくて、スイートとヴィラを合わせて39部屋しかありません。 日本で云えばペンションに毛が生えた程度のホテルです。 しかも立地がイマイチなんですね。 開発が最も遅れたチャオプラヤ川に面していて、歴史的な建物が残るバンコク西部のエリアにあります。 バンコクの繁華街中心地サイアム地区までタクシーでうまくいって20分くらい。 交通渋滞の激しいバンコクでは、ほとんどもっとかかります。 ホテル周辺は政府関係の建物ばかりです。 ところが、この立地の悪さがいい面も。 喧騒はげしいバンコク市内としては、とても閑静なんです。 街の中心地へはホテルの専用ボートでアクセスするらしい。 つまり、あくせく観光する人向けぢゃなく、ホテルでゆったり過ごしながら、気が向いたら出かけるような方向けなんですね。 このホテルの設計、デザインは著名なアメリカの建築家ビル・ベンスリー(Bill Bensley)です。 ベンスリーと云えば、ベトナムのハノイ市内一等地、オペラハウスの目と鼻の先に建たった「カペラハノイ」とか、同じベトナムの中国国境に近いサパ市内の「Mギャラリーサパ」とかとにかくデザインの秀逸なホテルばかり。 単に豪華ぢゃなくて、デザイン的に優れてるのは疑う余地ありません。 それが...まったく的得た想像通り、こんなホテルはバンコク市内ではオリエンタルホテル以外知りません。 いや、オリエンタルホテル以上かも。 まぁ、「ザ・サイアム」の内装を見てください。 驚きの連続です。 だいたい客室からバルコニーに出れるのがいいですね。 他にも、エレベータの床は大理石。 しかも内部に本革のソファーが完備されてるのです。 客室のお風呂もクラシックスタイルだし、廊下のあちこちがアンティークで装飾されてます。 いい感じですね。 泊まってみたいホテルだけど、ここは1泊ぢゃなく、最低3~4泊しないと楽しめないなぁ。 1泊80,000円くらいからです。 とても手がでません。 円安が恨めしい... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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