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テーマ:猫のいる生活(136635)
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昔、手塚治虫の作品に「三つ目がとおる」ってのがありました。
古代ムー大陸に住んでた「三つ目族」の末裔にして帝国の王子 写楽(シャラク)保介は背が小さく頭の禿げた中学生。 額にいつも絆創膏を貼ってましたが、その理由は「第三の目」を隠してたから。 この絆創膏を剥がすと、たちまち三つ目族の超能力と天才的頭脳を発揮すると云うもの。 ![]() ![]() お釈迦さまの第三の目もシャラクくんと同じように、額の中央、眉の接合部の少し上にあります。 これは悟りによってできるとか。 イボではありませんよ~ ![]() ![]() 仏教やヒンドゥー教では、「瞑想」と訳されるチャクラがいろいろ有って、第三の目は「意識の目」と見なしており、視覚を超えた悟りを開く視点を表しています。 ヒンドゥー教のシヴァ神で第三の目は、知識の力と悪の探知を象徴しています。 シヴァ神の場合、額の中央にある3本の水平線で描かれています。 ![]() シカなど弱い生き物は、通常「単眼視」を持っています。 単眼視とは、頭の両側に目があり、2つの視野を1つの大きな視野に組み合わせることができるのですね。 これによって、ライオンなど襲ってくる猛獣を警戒するのに役立ちます。 逆にライオンなどは人と同じ「両眼視機能」を備えており、目は前を向いているため、見えるフィールドが重なることで奥行きを認識、食べものを見つけるのに役立つのです。 ![]() 三つ目なんていないワケです。 ところが、今、生存してる生き物に三つ目族がいるのです。 化石を分析すると、かつて多くの動物の頭の上に第三の目があったのが分かります。 第三の目は、 哺乳類や鳥類では消えていますが、一部の爬虫類や両生類にはまだこの「頭頂」の目が残っているのです。 そのもっともいい例が「イグアナ」。 ![]() この第三の目を使って青と緑の光を検出し、時計のように時刻を「読み取る」のですね。 つまり「太陽の位置」を第三の目で測ってるのです。 こうして影や光の変化を感知することで危険を察知し、航海のコンパスとしても機能します。 ![]() ただ残念なことに、人間の場合は頭蓋骨のなかにおさまっており、体内時計をつかさどるメラトニンを分泌する脳器官なだけで、道に迷ってもなんの役にも立たないのですね。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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