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テーマ:猫のいる生活(136458)
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きょうは「バクテリアはどれくらいの速さで落としたりこぼしたりした食品を汚染するか」と云うテーマです。
つまり落とした食品を拾って食べる場合、どれくらいの時間猶予があるかってこと。 「床や地面に食品を落としたとき、5秒以内に拾えばその食品は菌に汚染されない」と云うもの。 この5秒ルールも地域によってバラつきがあって、3秒ルールを謳うものもあれば、10秒や15秒ルールってのもあります。 どっちにしても、落とした食べ物も◯◯ルール以内だったら安全と云うもの。 この5秒ルールと同じように、汚れたであろう食品を口にするとき云う言葉が世界中にあります。 アメリカでは「人は死ぬまでに1ペック(約9リットル)のホコリを食べる(God made dirt, dirt don't hurt)」 スウェーデンでは「胃を綺麗にするホコリもある(Lite skit rensar magen)」 スペインでは「綺麗な豚は太らない(Chancho limpio nunca engorda)」 ドイツでは「ホコリが胃を綺麗にする(Dreck reinigt den Magen)」etc これらの慣用句はすべて食品についた「ホコリ」だけに着目してますが、もちろん「落とす」=「ホコリ付着」だけではありませんね。 病院の床はいつも清掃されて綺麗そうに見えますが、キレイそうでも実際は雑菌やウイルスで汚染されている。 なので5秒ルールなんてものが浸透したワケですが、病院のように汚染された場所と家庭でも条件が違うワケですから、そもそも5秒ルールが成り立たない。 どころか5秒ルール内だったら、ホントウに落としたものを食べてもダイジョウブなのか? いったいバクテリアはどれくらいの速さで食品を汚染するのでしょうか? 食品を汚染する原因は時間と云うより、むしろ「湿気」です。 ウェットフードは、パンやグミキャンディーなどドライフードよりも多くの細菌が付着しやすくなります。 またカーペット敷きの表面は、タイルやフローリングの上に落としたときよりも、細菌の付着が少なかったのです(カーペットが乾いてる条件で)。 バクテリアで覆われた表面上に食べ物が長く置かれているほど、より多くのバクテリアがその表面に付着するのは事実です。 どころか、食べ物が地面に落ちるとすぐに、多くのバクテリアが付着したのが確認されてます。 しかし、ほとんどの場合、多少のほこりや床のバクテリアが付着したクッキーを食べても、健康な免疫システムを持つ人に害を及ぼす可能性は低いです。 病院の床のように汚染されてる場所でないかぎり、99%の確率でおそらく安全なんです。 むしろ常に床などを清潔に保つことが、最も重要なポイントなんですな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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