来期、正捕手を任せるのに必要なふたつ。
ベイスターズブルーのピンストライプからカープレッドのピンストライプへ。最初はものすごい違和感を覚えるだろうな。。。石井琢選手の広島東洋への入団が正式に発表された。サードのレギュラー格での起用を考えて獲得の運びとなったらしい。石井琢選手の移籍が決まったのは喜ばしい事。納得のいくまで現役でプレーして欲しい、と切に願う。相川選手がFA権利行使を申請し、退団が決定的な今、ベイスターズは来期の正捕手を誰に任せるのか、これから決断が迫られる。期待も含めて名前が挙がるのは、新沼選手、斉藤俊選手、武山選手、細山田選手、といったところであろう。私、個人は黒羽根選手に大きな期待を賭けているのだが。宜野湾での秋季キャンプでは、新任の杉本投手コーチの発案で毎日、シート打撃に投手陣が投げているらしい。秋だから、時期的にも充分投げられるわけだし、実戦形式の中で打者をいかに抑えるかを意識して投げることを課題としているようだ。もう残り日数は短いとはいえ、参加している捕手陣もマスクを被り、球を受けるべきだろう。実戦形式の練習は多くて困る事はない。投げているピッチャーと同じように打者を抑えることを意識する機会は多いほど良いからだ。いままで書き込んでいるように、他球団からキャッチャーを手当てする必要はない。現有捕手陣で競争の中から抜擢するほうがチームにとって有益である。だが、私は新沼選手には申し訳ないがサブに回すべきだと思っている。新沼選手の技術うんぬんについては、私は高く買っている。だが、いかんせん年齢が気にかかる。いまから新沼選手を正捕手として起用しても、ちょうど経験を積んできていい頃合いになった時には30代後半に差し掛かる。となると必然的に実働期間は限られてくる事になる。これはチームとして、中長期的に考えた場合に得策ではない。また、正捕手を新たに考えなければならないからだ。であれば、新沼選手はサブとして長くやってもらった方が良い。捕手はケガの付きまとうポジションであるから、安定的にサブを任せられるキャッチャーがいる事が重要なのだ。いずれにせよ、来期は捕手3人制にならざるを得ないが、併用の時期は開幕して一月以内にするべきである。来春のキャンプ、オープン戦、開幕当初の試合の中で判断して、思い切った抜擢をするべきである。誰を抜擢しても不安はあるのだ。不安や課題のない抜擢などあり得ない。かといって、併用期間が長くても良いことは少ない。思い切って1人を抜擢するほうが経験を重要視されるキャッチャーの場合は良いのだ。こういうときにこそ、85番は得意の意固地的な頑固起用を貫いてもらいたい。目移りしていてはキャッチャーは育てられないはずだ。よくキャッチャーの肩を第一に比較するが、その理由は盗塁阻止が出来るか否か、を図るための比較だろう。だが、それは間違いだ。肩の強さは確かに必要な部分ではあるが、それだけでは盗塁は阻止できない。ピッチャーのけん制、スライドステップなどの協力が相まって始めて可能なのだ。また、キャッチャーのみで捕えてもそう。いくら肩が強くても2塁ベース上に投げられなければ盗塁阻止はできない。コントロールが良くなければ意味はないのである。送球練習ではコントロールが良くても、試合前シートノックでコントロールが良くても、いざランナーに走られた時にコントロールできなければ意味はない。これはピッチャーで言うブルペンエースと同じである。ピッチャーと同じくコントロールが大事なのだ。常にコントロール良く投げられれば、ピッチャーも安心できるはずだ。【 これなら盗塁を刺してくれそうだ。 】と思わせて始めてピッチャーもけん制やスライドステップにも取り組む意欲が湧く。必要以上にランナーを意識させず、打者に集中できるようになれば、おのずと両方とも結果が良くなるはずなのだ。そして、そのコントロールを支えるのはフットワークである。いざ盗塁を阻止すべく送球しようとする時に、投げやすい体制を作るのは容易ではない。ピッチャーに体制の作りやすい球ばかりを要求することなどできないし、打者の左右でも投げやすさは変わる。自分ではどうにもならない事が多いのだ。それを助けるのはフットワークしかない。足の運び、重心移動で体制を整えなければならないからだ。フットワークがよい、ということは捕ってから投げるまでのスピードも上げてくれる。それだけ速くなげられる、という事だ。より早く、コントロール良く投げるためにはフットワークは欠かせないのである。そして、フットワークの良さはキャッチングにも生きてくる。ミットのハンドリングで上手くキャッチングをする事は可能だが、フットワークが良ければ、より上手くキャッチングが出来るのだ。フットワークのよさがキャッチングに生かされるのは、何もバウンドした時やあちこちに球が行ったときばかりではない。微妙なコース、高さに球が来た時にも生きるのである。ミットだけで捕るよりも、わずかでも足を使って身体のより近くで捕れれば確実にストライクのコースはストライクになるのである。ボール球をストライクに見せることも技だが、その前にストライクは確実にストライクとコールさせるのが先なのである。審判側から見れば、ミットから逆の球はボールとコールしやすい。ストライクの球であっても逆球はストライクといいにくいのだ。微妙な球ほどその傾向は強いし、そのようにコールされてもベンチ、キャッチャーともに、抗議はしづらいのである。何しろ、要求したところと逆なのだから。だからキャッチャーは足を使って、出来るだけ身体の近くで球を捕らねばならない。キャッチャーの身体も動けば、それは審判側から見れば最初の構えはフェイクに見えるのだ。もちろん限度はあるが、そのためにもフットワークは大事なのだ。同じ相手と何度も繰り返し対戦する、プロのキャッチャーは配球勝負だ。だが、配球に関することは場数を踏まなければどうにもならない部分がある。だからキャッチャーは経験が大事だ、と言われるのである。だが、そのまえにキャッチングとスローイングは出来ていなければならない。先に挙げたとうり、ピッチャーが安心して投げられないからだ。ストライクでもボールになってしまう、盗塁を刺してくれそうにない、と思えば信頼も安心もできない。ピッチャー自身のコントロールは脇に置き、自らのモーションの大きさを棚に挙げて、文句をいうのがピッチャーという人種なのだ。そして、ピッチャーをその気にさせなければピッチングも良くはならないのである。来期のベイスターズではキャッチャーが若いのは誰でも分かる。そこに不安を抱くのは周りだけでなく、当のピッチャーたちが一番なのだ。であれば、まず優先されるのはキャッチングとスローイングである。このふたつでピッチャーにまずは安心させなければならない。信頼はそこから先の課題である。誰が一番キャッチングとスローイングに長けているのか、なんとなく見えてはいるのだが、はっきりとは分からない。これから私もそこの部分をよ~く見ていくつもりである。誰が正捕手になるのか、不安ではあるが、また楽しみでもあるのだ。にほんブログ村ご覧になった方、ひと手間のワンクリックをお願いします。m(_ _)m2008年、リスタートの小雪さんです。アフィリエイトでのんびり生活@小雪の在宅ワーク2008