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プレッツェーモロ
イタリアで食べ歩き旅行をするぞ!そのための情報収集と準備の過程を記録します。
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部屋にクーラーをつけてもらうために、足の踏み場もなかった部屋を大掃除して、人が歩けるようにしました。
そうしたら、昔のイタリア旅行の写真が出てきました。
懐かし~い。
昔はブログなんかなかったので、誰かに見てもらうつもりで撮った写真は1枚もありません。
でも、ピンボケ写真の奥には、思い出が山のように詰まっていました。
ジェラートの話をしていたところで、タイミングよく見つけたのが、ジェラートの写真。
スポレートというウンブリア州の町のカフェで撮りました。
ジェラートのコッパです。
コッパには、紙と楊枝の傘が欠かせません!
今気がついたけど、右の傘はおちょこになってますねえ。
ひょっとして、細かい演出?
ウンブリア州の州都は、ペルージャです。
一番有名な観光名所は、アッシジかな。
この州は、イタリアでも所得水準が高いリッチな州です。
海はなく、山の中にあって、イタリアのちょうど中央あたりに位置します。
ウンブリアの町は、中世の姿を残し、落ち着いたシックなたたずまいで、他のイタリアの町のようなカオスは、ここにはありません。
郊外の町なら、日本より安全と思えるほどです。
スポレートは、そのウンブリアの中でも一番古いと言われる町です。
訪れたのは、確か、日本が初めてのワールドカップでフランスで試合をして、アルゼンチンに負けた日でした。
私たちは、ホテルの部屋でテレビにかじりつき、イタリア人アナウンサーが、プレーに合わせて日本人選手の名前を何のよどみもなく言うのを感心して聞きつつ、キャーとかギャーとか騒いでました。
試合の後で、何人かに、「日本はよくやったよ」、と言われたのも、忘れられない思い出です。
スポレートの一番大きな広場は、とてもこじんまりしています。
この広場に面したカフェで、何度かジェラートを食べました。
確か、毎週日曜には、広場で骨董市が開かれます。
私たちは、夕方の遅い時間にテラス席に陣取り、賑やかだった市場が、店じまいをして、すっかり片付けられるまで、のんびり座って眺めていました。
この町は、みんな働き者だけど、せこせこしてる人は、一人もいません。
町の観光案内所で、料理に興味があると言ったら、係りのパンク系ファッションの女性から、「町の料理の歴史を書いた本を持ってるから、あげる」と言われました。
「明日持ってくるから、また寄って」、と言うのです。
観光案内所って、そっけない所だと思っていた私は、半信半疑でしたが、翌日行ったら、ちゃんと持ってきてくれてました。
これがその時もらった本です。
とてもレトロで、かつアカデミックな本です。
パンク系の彼女が、持っていてもしょうがないと思った気持ち、よく分かります^^
落ち着いた、刺激がまったくない町なので、何日もいたら飽きるとは思いますが、長くいるからこそ分かる味わいもある町です。
これは、町の外れにある「塔の橋」です。
山にはさまれた谷の上を、高さ76mの橋が、長さ230mに渡って続いています。
建設されたのは12~13世紀頃で、14世紀に現在の姿になったそうです。
人間の手だけで、こんなに美しい橋ができるんですね。
橋の上は通れるようになっています。
写真にも、人の肩から上が写っているのですが、橋が巨大でわからないですね。
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Last updated
Jul 3, 2005 07:57:54 AM
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