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イタリアで食べたい

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Oct 2, 2005
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カテゴリ:
大聖堂の前の通り、ヴィットリオ・エマヌエーレ大通りは、パレルモの観光スポットを結んでいる主要道路なので、旅行中は何度も通りました。
この通りで一番目立つ場所が、マクエダ通りとの交差点、クアットロ・カンティです。

クアットロ・カンティ

【クアットロ・カンティ】
これと同じ構造のものがあと3面あって、交差点が小劇場のようになっています。
通るたびに写真を撮りたくなる場所でした。


この先の店でお昼を食べようと思ったのですが、昼過ぎの数時間は教会がどこも閉まって見学できないので、とりあえず、近くのマルトラーナ教会と、サン・カタルド教会へ。

サン・カタルド教会

【サン・カタルド教会】
パレルモの教会は、黄緑色の大きなクーポラか、この可愛い赤い丸帽子のどちらかで飾られています。
中が一番気に入ったのは、マルトラーナ教会。
外見が一番好きだったのは、このサン・カタルド教会です。

★ . . .

マルトラーナ教会やクアットロ・カンティのそばにある有名レストランと言えば、日本人には、「トラットリーア・バルトロ」、別名「マエストロ・デル・ブロード」が知られているようです。
もちろん、イタリアの観光ガイドにも載ってます。
店は、なんの飾りもないシンプルなトラットリーアです。
席につくと、店主がいきなり、
「これがブルータスに載ったうちの店ですよ」
と、古い日本の雑誌の切り抜きを持ってきました。
隣のテーブルでは、日本人の女の子2人連れが食事をしていたので、確かに、日本人はよく来る店のようですね。
ここで食べたのは、前菜の盛り合わせ(ビュッフェで好きな物を取ってくる)と、3種類のパスタ。

イワシのブカティーニ カジキのパスタ
貝とエビのスパゲッティ トラットリーア・バルトロの看板

【上段は、イワシのブカティーニ(左)とカジキのパスタ
下段は貝とエビのスパゲッティ(左)と、店の看板】

店への入り口は、ヴィットリオ・エマヌエーレ大通りにあるこの小さな赤い文字の看板が目印。
この角を左に入って2、3軒目の小さな扉が入り口です。


一番食べたかったのはイワシのブカティーニです。
食べる前に、麺を勢いよく吸い込まないでね、と、ブカティーニ初体験の仲間たちにアドバイス。
それにしても、想像してたのとはちょっと違う味でした。
かなり塩気が強いし、どろどろになってるので、イワシの鮮度がよく分からないです。
確かに、これではフィノッキエットをたっぷり入れないと、味が単調になってしまいそう。
おいしいことはおいしいのですが、とても男性的、と言うか、エネルギーがぐああっと湧きあがってきそうな強さとエキゾチックさがあって、
このボリュームを一皿食べきるのは、かなり苦労しました。
干しぶどうはこの料理に欠かせない材料ですが、普通の干しぶどうではなく、小粒のぶどうを自分で干したような、フレッシュなものを使っていました。
これはおいしかったです。

カジキのパスタは、カジキ、小エビ、ズッキーニ、トマト、パン粉のソースです。
そうそう、前菜のビュッフェの台には、パン粉が粉チーズのように置かれていました。
ふと、「貧乏人の粉チーズ」という言葉を思い出しましたよん。
これと貝のスパゲッティは、ごく普通の味です。
魚の鮮度がよく分かるおいしい料理でした。

会計はキャッシャーでするスタイル。
レジの前で店主が計算するのを待っていたら、後から来たおじさんが、外国人の私たちを見て、
「お前の店は、やけに有名なんだなあ」
と店主に声をかけました。
店主は、
「そうさ、うちの店はインターナショナルなんだぞー、
世界中のマスコミに取材されてるんだからね」
と、思い切りうれしげ。
でも、どう見ても、そこらへんにある普通の食堂だったので、
「そんなに色々取材されてるんですかー」
と、聞くと、ますますうれしげに、
「日本の雑誌も色々来たよー」
多分、本当に有名なんだろうけど、店も店主も、全然そう見えないところが、パレルモ人ののどかなところかも。

★ . . .

シチリアで買った本、『シチリアの食卓』には、イワシのブカティーニの作り方も載ってました。
奇妙な日本語を、推理して普通の日本語に訳してみます。

イワシのブカティーニ Pasta con le sarde

材料:4人分
 ブカティーニ(またはペルチャテッリ)・・350g
 新鮮なイワシ・・500~600g、玉ねぎ・・小1個
 フィノッキエット(野生のフェンネルの房)、アンチョビー・・2尾
 アーモンド、松の実、干しぶどう
 小麦粉、パン粉、サフラン、オリーブオイル


(1) 干しぶどう一つかみをぬるま湯で戻します。
(2) パン粉をオリーブオイルでトーストします。アーモンド(皮をむく)をオーブンでトーストします。
(3) たっぷりのフィノッキエットを塩ゆでします。ゆで汁はパスタをゆでる時に使います。
(4) イワシを開きます。
(5) オリーブオイル大さじ4~5杯で玉ねぎの薄切りとアンチョビーをしんなり炒めます。干しぶどう、松の実大さじ1、サフランを加えて塩で調味し、細かく切ったフィノッキエットとイワシ(飾り用に4枚は別にします)を加えて煮ます。
(6) フィノッキエットのゆで汁にサフラン少々を入れて溶き、ブカティーニを入れてアルデンテにゆでます。
(7) ブカティーニをイワシのソースで和え、耐熱皿(トーストしたパン粉をまぶします)に入れます。オリーブオイルをかけて残りのイワシをのせ、刻んだアーモンドを散らします。これを200℃のオーブンで10分焼きます。




トラットリーア・バルトロ(マエストロ・デル・ブロード) Trattoria Bartolo (Maestro del Brodo):via Pannieri 7, Palermo, tel/091.329523、土曜以外は昼のみ営業、日曜定休、1月後半は休業





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Last updated  Oct 3, 2005 12:02:45 PM
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