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テーマ:少年&少女サッカー(884)
カテゴリ:サッカークリ日記~トレーニング編
「クリ、複式呼吸って知ってるか?」 「あー、お腹出して息吸うやつでしょ。」 「何か、違うような気もするが、まあそれだ。やってみー。」 「すー、ふー。」 「おい、反対だ。息を吸うとき腹が出る。」 「そーだっけ?どっちかわかんないんだよ。」 「息を吸う時、下腹に力入れたら吸えないぞ。逆や。お腹緩める。 丹田っていうおヘソの下辺りだけじゃなくて、下腹全体を緩めて息を吸ってみな。 立った方が分かりやすい。お腹に手を当てよう。 下腹を十分緩めて腹式呼吸で息を吸うと“横隔膜”(あばら骨の下、肺の下の膜)が下がってお腹が空気を吸うみたいにパンパンに張るでしょ。それが腹圧がかかっている状態。 緩めているのに腹に力がかかっている感じになるでしょ。 緩めてる下腹全体に息が広がっていく感じがしない?」 「んー。ちょっとする。」 「何回もやってりゃわかる。だんだんと、お腹から体(体幹)、脚、腕にも広がるような感じになるよ。」 「ふーん。」 「その腹圧がかかったところから息を吐く。お腹がへこんでいく。」 「ふー。」 「声を出すときは、十分息を吸って、お腹の下の方から空気が出て声も出る。」 「おなら?」 「違うわ。吸った息がお腹から体全体に広がったあと、声を出すと広がった空気が全部下腹を通って肺を抜けて口から出るみたいになるってこと。大きな声が出るんだよ。」 「ふーん。」 「試合中、走りながらでも、声援の中でも、短い言葉でもしっかり相手に聞こえる声が出る。」 「ほー。」 「ほーじゃねえ、やれ。」 「へーい。」 「パスをもらうとき、手でパスをほしいところを指差しながら、しっかり相手に伝える。 でっかい声だしたら、味方にも相手にも監督にも“あいつ、できるな。”ってアピールできる。 声は大切。人生、アピールプレーの連続や。」 「そんなことしたら、相手にパスのコース読まれちゃうじゃん。」 「あほやなぁ。相手がおまえの声に気を取られて引き付けられたら、ボール持ってる奴とか、おまえ以外の味方のコースが空くってことじゃん。だから、声は大きい方が絶対いいんだ。」 「ふーん。」 「ケンカするとき、まず大声で威嚇して、相手をビビらせたり、こっちが手強そうって思わせたら、半分勝ったようなもんだ。」 「そーなの?」 「今のは忘れろ。」 「なんで?」 「何ででも。とにかく大きな声で元気そうな方が、相手や自分を元気にさせる。 商売もうまく行きやすい。もちろん、頭悪くて元気だけだとだめだけどな。」 「ふーん。」 「それより、大きな声。忘れるな。ボールほしいとき、大声で叫べば、敵も味方もびっくりして思わずパス出してしまうってことだ。」 「そんなことないよ。敵はくれないでしょ。」 「元気のいい奴のところにボールは集まるってこと。大きな声には、それぐらい、効果がある。 コーチングするときとか、みんなを励ますときとか、褒めるときとか、声をかけるときは、大きな声を使え。 コミュニケーション不足のチームには絶対必要だぜ。チームの動きが良くなる。」 「ふん。」 「パスしない奴、パスできない奴、ゴールに向かうアイデア出せない奴。大きな声で気づかせてやればいいんだ。びっくりするぐらいの強烈な大声出してやると、しっかりわかるぞ。パス出さない身勝手プレートかで悩んでんだろ?」 「うん。」 「だまされたと思って試してみな。なんでもトライじゃ、チャレンジじゃ。」 「うん。」 「大人になっても、大きな声でよくしゃべる奴のことはみんなが理解しやすい。自分が間違っていないと思ったら思いっきりしゃべればよい。ただし、ちゃんと相手のことをリスペクトして、自分のわがままでない言葉をしゃべらなきゃ、嫌われてしまうから気をつけろ。」 「はーい。」 「寝る前でいいから、腹式呼吸毎日やってみな。」 「ふん。」 「気持ちがすっきりしてまた明日頑張れるよ。」 「寝ちゃったら?」 「寝てもいいよ。緩んで気持ちよくなったら良く眠れるぞ。 ・・・おまえには関係ないか、寝るなっつうても、3秒しか持たないもんな。」 「ふくしきこきゅーなら1秒だね。」 「目的が違うだろ。やってから、寝ろ。」 「はーぁ。ふーぅ。・・・おやすみ。」 (こっちが、はー、ふーだ。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.06.14 03:28:37
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