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カテゴリ:教授の雑感
気は若いつもりでも、年齢による衰えというのは随所に出てくるもので、私もこのところ、老眼の進行に悩まされております。で、先日、遠近両用のメガネを作っては見たものの、やはりまだ慣れないのでやたら目が疲れる。 特に苦しいのは本を読む時です。老眼初心者としては、どのくらいの距離に本を置いて読めばいいのかまだ自分でも掴めてなくて、色々トライをするのですが、どうも上手くいかない。しかし、私の職業は本を読んでなんぼの世界ですから、これはキビシイ。 で、そうこうしているうちに一つ気付いたことがありまして。 遠近両用メガネの場合、普通、レンズの上の方が「遠いところを見る用」、下の方が「近いところを見る用」になっております。 私思うに、これが逆なんじゃないかと。 人が集中して本を読む時、顎を引いて本に対するのが普通じゃないかと思うんです。ですからどちらかというとレンズの上の方を通して活字を眺めることになる。ところが遠近両用メガネはその部分が「遠くを見る用」になっているので、焦点が合わない。これが疲れる元なのではないかと。 だからね、遠近両用メガネってのは、上半分を「近いところを見る用」にして、下半分を「遠いところを見る用」にするべきなのではないかしら。だって、人が遠くを見る時、顔を挙げて見るので、その場合はむしろレンズの下の方で遠くを見ていることになりませんか? ということで、私は声を大にしてメガネ業界の人に提言したい。お前さんたち、昔からのしきたりで、何の疑問もなく、今あるような形で遠近両用メガネを作っているようだけれども、ここはひとつ、実際の使われ方を考えて、遠近のレンズの位置を逆にすべきであーる! あるいは、少なくとも「レンズの上下のどちら側を遠距離用、どちら側を近距離用にするか」について、客が選択できるようにすべきであーる! どう、この提言? 結構いいとこ突いていると思うのですが? というわけで、メガネ業界の人が一人でもこのブログを読んでいますように、っと! え? 読書用専用のメガネを作ればいいって? はいはい、分っておりますよ。しかし、「専用メガネを二つとか三つ持つ=爺さん」というイメージがあるだけに、まだそこまでにはなりたくない、という乙女心があるわけよ、私には。「乙女心」っつーか、何と言うか、よく分らないけれども。その気分は、分って欲しいんだな~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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