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カテゴリ:教授の雑感
イギリスで朝食を食べながら何とはなしにテレビを見ていると、やたらに「家のリフォーム番組」を放映しているんですよね。で、面白いからつい見ちゃう。 イギリスの場合、新築の家を建てる、ということはまずなくて、中古物件を買うのが普通なんですな。そのため、家の売買のためのオークションがあちこちであるらしい。家を買いたい場合は、不動産屋さんで中古物件をいくつか回り、気に入ったものがあればその物件をオークションで競り落とすと。 しかし中古物件ですから、中には内装がぼろぼろということもある。それを、新しい持ち主になった人が自分の好みにリフォームしていく。だから、テレビ番組でもリフォームをテーマにしたものがやたらにある。 で、私、思うのですが、日本のテレビ番組にある『劇的ビフォー・アフター』という奴、アレをですね、イギリスのテレビ局に売り込んだら、売れるんじゃないかと。リフォームを「リフォーム番組」ではなく「エンターテイメント番組」にするという発想、あれはまだイギリスにはありませんからね。 かつて日本のテレビ局が作った『料理の鉄人』という番組、あれは料理を作ることをバトルに仕立てるという形で、非常に面白い料理番組に仕立てた。で、それがアメリカで大受けし、『料理の鉄人』そのものも放映していましたし、それに類する番組が立て続けに出来た。あれは日本のテレビ番組がアメリカのテレビ界に貢献した一例であります。 だからさ、『劇的ビフォー・アフター』をイギリスのテレビ局に売り込めば、絶対受けるって。 ちなみに、今、イギリスで見られる日本のテレビ番組が何か、ご存知? なんと、『風雲たけし城』ですよ。これだけ。若々しいビートたけしさんの勇姿が、今、イギリスで見られるという。 しかし、いくら何でも四半世紀も前の番組だけというのは、あまりにも寂しい。日本のテレビ文化の実力を、もっと海外に示そうではないですか。 ということで、日本のテレビ業界のみなさーん! イギリスに『劇的ビフォー・アフター』を売りなさーい! このリフォーム番組がイギリスで受けることは、私釈迦楽が保証いたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 11, 2012 01:44:59 AM
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