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カテゴリ:教授の雑感
恩師の未収録文集を作ろうと、手あたりしだい恩師の書かれた雑誌記事等をパソコンに打ち込んでいるのですけど、もうすでに48万字を越えてしまった・・・。48万字って、原稿用紙1200枚じゃん! で、まだまだあるんだ、これが・・・。
前の予想では、最終的に1500枚は行くなと思っていましたけど、上方修正が必要な感じ。多分、2000枚は行く。いや、もっと行くかな? しかし、現在1200枚っていったって、原稿用紙にびっしり字を敷きつめて1200枚っていう意味ですからね。現時点でも実際には1500枚越えているよね・・・。それで2000枚って言ったら、もう実際には2500枚という意味じゃないか? 2500枚の原稿を本にしたら、結局、何ページになるんだ?! 果てしないわ~。 それにしても、記事を打ち込みながら思うのですが、戦後すぐから昭和時代にかけて、「文学」というものが、いかに世間から必要とされていたか、ってことがよく分かる。文学研究者とかではなく、普通の人、少なくとも一般の読書家たちが、ヘミングウェイだとかフォークナーの作品を読みたがり、ノーマン・メイラーやソウル・ベローの新作を待遠しいと思っていた時代があったんだ、という感じがひしひしと伝わってくる。 だから、そういう人たちの動向に詳しい人が、世間から求められていた、ってことですな。そうじゃなきゃ、こんなにたくさんの雑誌記事・新聞記事が出てくるはずがないもんね。 まあ、いい時代だったんだろうな・・・。 そりゃ、生きているヘミングウェイ、生きているフォークナーを知っている世代ですからね。フォークナーに至っては、訪日した時に実際に会っている世代ですからね、私の恩師が生きた時代ってのは。 だから、今私が淡々と進めているパソコン打ち込み作業ってのは、結局、そういう時代を写しとっていることなんだなと。これは、時代の証言なんだと。 そう思って、この果てしない作業を続けていこうと思うのであります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 20, 2014 11:35:49 PM
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