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カテゴリ:教授の雑感
私のお隣の研究室にいる同僚のI先生と話をしていたら、「新聞社からインタビューされちゃいました」とのこと。え? なんで?
事情を聞いてみると、現在文科省が推し進めている大学改革の在り方に対し、批判的な意見をネット上で開陳したら、それを目に留めた某新聞社の記者の方から電話インタビューの申し込みがあり、それに応じた、とのこと。 ほ、ほう! で、「え、じゃあ、I先生はブログとかツイッターとかやっているの?」と尋ねると、そうではなくて、ネットサーフしていて、他の方のブログとかにコメントしただけだそうで。 ほ、ほう! で、さらに「でもさ、どうしてそのコメントが、I先生のものだと新聞社の人に分かったの?」と尋ねると、I先生曰く、「いや、だって、実名でコメントしていますから。私、ネット上だからと言って匿名でごちゃごちゃ言うの嫌いなので、堂々と実名でコメントしますし、所属も明らかにしてます」ですと。 ほ、ほ、ほう! なるほどね。そういうことですか・・・。 この一連の会話で驚いたのは、一つはI先生の「俺の意見はこうじゃ! 文句あるならかかってこい! 俺は逃げも隠れもせんぞ!」的な堂々たる行動でありますが、まあ、それはそれでいいとして、さらに驚くのは、そういうのを見事キャッチして、コンタクトとってくる新聞社の方々のおつとめぶりございます。彼らはそんな風にして、日夜、面白い意見を言う人がネット上に出ていないか、鵜の目鷹の目で探しているのでしょうか? っていうか、そうでもしないと、面白い意見、とりわけ現状に対する批判的かつまともな意見を言う人が見つからないということなのか? まあ、よく分かりませんが、新聞社はそうやってネットサーフしながら、人探しをしているんだ、というのが分かって、ちょっと面白かったです。よく、何か事件とかが起こって、大学の先生がテレビとかでそれについてコメントをするケースがありますけど、ああいうのも、誰にコメントを求めればいいのか、ネットを頼りに探しているんですかねえ・・・。 ちなみに、文科省に対して批判的な意見だったら、ここにも一人、たっぷり持っている人がいるよ~! それはともかく、とりあえず今回は我が大学を代表してI先生が文科省をガツンと批判してくれたと思いますので、それが某新聞に載って、世間の皆さまの共感を得ることを期待するといたしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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