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釈迦楽

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October 29, 2019
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カテゴリ:教授の雑感
今日は授業の合間に、溜まりに溜まった不要書類の廃棄をやっておりました。

 不要書類というのは、各種あるんですけど、例えば期末試験の答案とかね、学生から提出されたレポートとかね、そういうのを捨てていたわけ。

 答案とかレポートとか、成績算定に必要な書類というのは、最低4年間ほどは手元に置いておく義務があります。成績を出した後で「あの時、不可を取って単位を落としたけれど、本当は合格点を取っていたのではないか?」などという問い合わせがごくたまにあったりするので、そのためにね。

 だけど、そうやって答案やレポートを取っておくと、今度は捨てるタイミングを失するので、結局、10年も前の答案やらレポートやらが研究室に溜まってしまったりするわけ。それを今日はまとめて捨てていたと。

 で、それこそ10年以上前の答案やらレポートやらをシュレッダーにかけていると、思わぬ発見があるんだなあ、これが。

 つまり、「ほう、自分は10年前には、授業中にこんな宿題を課していたのか」とかね。そういうのを発見したりする。

 でね、そういうのをチェックしていると、かつての自分がいかにいい先生だったか、というのがよく分かる。

 つまり、指導が丁寧なのね。頻繁に宿題を課したりして。もちろん、宿題を課す以上、それの採点をするわけだから、その分の労力もある。でも、それにも拘わらず、結構、何度も宿題を課していたりするのよ。

 ふーん。やっぱり若かったのかねえ? 学生指導も元気いっぱいだったってことかしら。

 それに引き換え、今の自分は、まあ、なんて手抜きの授業をしていることやら。いかんなあ。

 だけど、まあ、それもね。ひょっとすると、ある種の必然なのかも。

 つまり、若い頃はさ、時間がたっぷりあるし、その反面、研究面では、これといった目標もないし、だから学生指導の方に重点が行く。ところが教員生活も終わりの方になってくると、研究に割ける時間が少なくなる一方、「これだけはやっておきたい」という研究上の目標が出来るので、そっちに重点がいって、指導の方はおろそかになる。まあ、そういうものなんじゃないのかなと。だから大学に若い先生がいて、年寄りの先生がいて、両方いてバランスが取れるんじゃないかな。

 と、言い訳してみる。

 とにかく、10年前の自分が、すごく熱心な先生だったということを、思わぬことから発見して、ちょっとこう恥ずかしいような、自分を褒めてあげたいような気になったのでした。





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Last updated  October 29, 2019 05:09:36 PM
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ケンケン@ Re:想像ふくらむ、理想のアメリカ短編小説集(06/26) 先生と同業の末席にいるものですが、 その…
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