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カテゴリ:教授はつらいよ
相変らず、新書本の校正作業をやっているのですけれども、やっぱりプロの校正さんってすごいね。まあ、こちらの日本語の誤りをズバズバと指摘して下さって・・・。
で、そのご指摘を受けると、いかに自分が言葉を知らないか、いかに自分の日本語が拙いか、思い知らされるという。 例えば、「戦争の火蓋が切って落とされる」なんて、ついうっかり書いちゃうじゃん? すると、「火蓋は切ることはあっても、落ちません」なんて書かれてしまう。「火蓋が切って落とされる」というのは、「火蓋を切る」と「幕が切って落とされる」を混同した誤用なんですな。まあ、言われれば「あ・・・そうか・・・」と思いますけど、つい、使ってしまいます・・よね?? あと、「間髪を置かずに」なんて書いていたのを、「間髪を容れずに」に直されていた時も、しまった~! と赤面してしまった・・・。 あと、「敷居の高い」ね。この言葉も、私はついうっかり「難度が高い」の意味で使っていたのを、「誤用です」と指摘されてしまった。そうでした、そうでした。 それから、キリスト教の堅い信仰、というつもりで、「堅信」という言葉を使ったら、これは儀式を指す言葉で、堅い信仰という意味にはならないと指摘されてしまった・・・。 あ、そうそう、それから「家紋に傷をつける」と書いてしまったのを、「家名に傷をつける」ではないか、と指摘されたのも恥ずかしかった・・・。 とまあ、一々挙げて行ったら切りがないほど、私の原稿は間違いだらけだったと。 もう、アレだね。勉強不足。もう人のことは言えません。 まあ、でも、こうやって恥ずかしい思いをすると、次は間違えないからね。いい勉強になったと言うべきでしょう。 それにしても、プロの校正さんってすごいな。ま、それが専門なんだから、当たり前かも知れないけれども。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 13, 2019 01:00:06 PM
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