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カテゴリ:教授の雑感
日産が今度、キックスという新型車を日本市場に導入するとの報。その代り、現行ジュークはお蔵入りするらしい。
とはいえ、キックスというのは2016年からタイで作られている車種で、実は新型車でも何でもない旧車。それを今頃日本で売り出すという感覚。日本では小型SUVがブームだから丁度いいだろうっていう発想なんでしょうけど、いくらなんでも3年落ちのクルマを新型として売り出すとは。 かつて日産と言えば、トヨタの好敵手で、トヨタの車種すべてに対抗する車種を持っていました。カローラに対してはサニー、コロナに対してはブルーバード、セリカに対してはシルヴィア、クラウンに対してはセドリック・グロリア、そしてセルシオに対してはシーマといった具合。プラス、スカイラインやフェアレディZなど、若者のあこがれになるような車種もあった。 それが今は昔。今やトヨタのライバルだなんて、恥しくて言えないでしょう。 3年程前、ノートe-power の試乗に行った時、愛車の買い替え時期だということもディーラーの人に伝え、実際に試乗したにも関わらず、その日産ディーラーの人はワタクシの名前も住所も電話番号も聞かなかった。だから当然、後から電話で「いかがでしたか、ご検討いただけましたか」的な問い合わせもなかった。その辺は、トヨタをはじめ、他のメーカーのディーラーとはまったく異なった対応で、こんな調子なら日産車が売れないのも当然だと思ったものでした。ノートe-power の乗り味は面白かったですけどね。 ゴーンが去って、新体制になったようですが、タイ製の3年落ち車を新型車と偽って日本市場に導入しようだなんて、その感覚がもう終わっているよね。ま、それでもe-power のキックスはそこそこ売れるかも知れないけれども。 かつての日産の華やかりし時代を知っているだけに、今の日産のやっていることって、よく分からないな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 2, 2019 11:53:50 PM
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