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いやあ、昨日はビックリしました。若手俳優の三浦春馬さんが亡くなられたというニュース。

　まあ、彼の熱烈なファンであるとか、そういうのではないのですが、なんか外連味のない、いい若者だなあと思っていて、たまに見るNHKの『世界は欲しいモノにあふれている』でしたっけ？　あれに出演されているのを見ても、自然体の人だなあと感心していたのに。仕事にも恵まれて、しかもその仕事が高く評価されていたわけでしょ？　傍から見れば順風満帆以外の何物でもないじゃないですか。

　将来性のあるいい若者がこういう形で亡くなったりすると、死ぬ前にミスター・ポジティヴの異名を持つワタクシのところに来てくれればよかったのにって思います。ありとあらゆる自己啓発思想のノウハウで、何とか思いとどまらせることができたのではないかと、つい思ってしまう。

　昨日書いた『インナーテニス』ではないけれど、花が咲いていようがいまいが、種であろうが枯れていようが、バラはバラなんだよと。あなただって納得できる仕事をした時も、そうでない時もあったろうし、ひょっとしたら毀誉褒貶あったかもしれないし、あるいは個人的な人間関係で望ましくないことがあったのかもしれないけれども、それでもそういうことは何一つあなたの本質を変えはしなかったし、あなたはただ、自分の内奥のおもむくままに、能力のすべてを発揮することだけを心掛けていれば、成功も不成功もなく、ただ幸福でいられるんだよと。

　何であれ、考え方ひとつなんだけどなあ。

　まったく惜しい人を失ったものでございます。ご冥福をお祈りいたします。合掌。