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テーマ:今日の出来事(289580)
カテゴリ:教授の雑感
先週末、恩師本の改稿に精を出し、出版社に送付しておいたところ、今日、担当編集者の方からゴーサインが出て、これでようやく本当の脱稿となりました。1月にお話をいただいてから今日まで、この本に賭けてきたので、まあ、ホッとしました。
今後は、まずゲラが出て、校正作業を何度かやって、表紙デザインなどの検討をして・・・という一連の作業に移ります。 そうなってくると、残る問題は・・・売れるのか? っていうことでありまして。 どうかねえ? まあ――売れないだろうねえ。 でも、この本に関してはね、いいの、それでも。この本は、売れることではなく、出すことに意義がある本だから。 恩師が新聞や雑誌に書き散らした文章、それは、放って置いたらもう完全に闇の彼方に消え去るからね。だけど、私がそれをまとめて本にすれば、少なくとも歴史には残るんだから。そして、恩師の文章、少なくとも最晩年の私小説的エッセイ群は、歴史に残す価値はあると私は思っているので、それを本の形に残せたらその時点で勝ちよ。 まあ、だから、この本に関しては、本として出版できたら私はもうそれだけで本望。 ちなみに、これで大学時代の恩師二人にまつわる本をそれぞれ出したし、私を今勤めている大学に採用してくれた恩義ある先輩同僚のエッセイ集も私が編集して出版したし、私自身の父親と母親の句集もそれぞれ私が編集してISBN付の本として出したし、とりあえず恩のある人たちには全員、恩返しした。 893として生きるというのは、受けた恩義を返して生きることだからね。まあ、これで893としての義理はきっちり果たしたかな。 いや。忘れていた。もう一人、小学校時代の恩師がいた。この人がいなかったら、今日の私はなかったという人が。 まあ、この先生への恩の返し方も考えてあるので、最後の仕事として、それを果たすといたしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 7, 2021 11:32:45 PM
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