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カテゴリ:教授の雑感
今朝の新聞に衆院小選挙区10増10減の話が載っていました。
で、すっごく素朴な疑問言っていい? この件って、要するに「一票の格差の是正」というのが根本にあると思うのだけど、それ、是正しちゃっていいの? だって、普通に考えればですよ、普通に考えると、一票の格差を是正するということは、人口の多い都市部の議員さんが増えて、人口の少ない地方からの議員さんが減るっていうことですよ。 つまりそれは、大都市部の発言力を増し、地方の発言力を減らすっていうことだと思うのだけど、国政ってそれでいいの? アメリカの場合、上院議員って、各州2人、50州で100人の議員で構成されるんだけど、カリフォルニア州みたいに人口の多い州も、ワイオミング州みたいに人口の少ない州も、議員の数は2人ずつよ。で、両州の一票の格差は66対1。 まあ、下院は人口比になっているけど、日本の衆議院に相当する上院は66対1の格差だからね。でもこの格差があるからこそ、ワイオミング州は、カリフォルニア州に対等に文句が言えるわけで。 日本だと、「一票の格差」というのが錦の御旗みたいになっていて、それを言い出すと、誰も文句が言えないような感じになっているけど、ワタクシは、それは大都市と地方の格差を生む、非常に非合理的な判断だと思うんだけど、どうなの? 確かに「一票の格差」というのは、憲法上の問題なんだろうけれども、憲法上で合憲にすると、余計不都合が生じるっていうこともあるわけだから、そこは考えないといけないんじゃないのかねえ。まあ、もちろん素人考えですけれども。 で、さらに素人的な考えを披露させてもらうと、せめて参議院は一票の格差とか言わないで、アメリカの上院みたいに「各都道府県2人」とかで構成すればいいんじゃない? それだと全部で100人以下になるけど、現行の248人も要らないよね? で、参議院議員は、各都道府県の知事と副知事を充てる。 県知事って、ほとんど仕事ないでしょ。参議院議員も仕事なさそうだし、参議院議員と知事の兼業で、ちょうどいいくらいじゃないの? それに県知事を参議院議員に充てれば、参議院選挙というのが不要になるので、これも大幅な節約になる。頭良くない? ま、素人はそう考えるんだけど、政治学者とか法律学者とかはどう考えるのかね。この素人の疑問&アイディアにまともに答えられるのなら、答えてもらいたいわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 19, 2022 12:12:21 PM
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