|
カテゴリ:教授の雑感
とあるアメリカの小説を読んでいたら「フランクリン・ストーブ」という言葉が出て来まして。
で、ん? もしや・・・と思って調べて見たら、やっぱりそうでした。これはかのベンジャミン・フランクリンが発明したストーブだったのでした。 昔、住宅の暖房といえば「暖炉」だったわけですよ。でも暖炉は、ただ家の中で薪を燃やすだけだから、煙も出るし非常に効率が悪い。 そこで、ベンジャミン・フランクリンは、暖炉の優れた代用品として薪ストーブを考案した。これがフランクリン・ストーブね。 で、驚くべきことに、このフランクリン・ストーブは、二次燃焼システムを採用していたのよ。つまり現代の最先端の薪ストーブと同じで、一回燃やした排気ガスをもう一度燃焼室に戻してもう一回燃焼させるわけ。だから、暖炉と違って薪が長持ちし、しかも暖炉とは比べ物にならないくらい暖かい。 すごいね。現代でも使われている薪ストーブの原理を、フランクリンは18世紀に確立していたわけだ。 いやはや。フランクリンって、雷が電気であることを発見した人ってだけじゃないのね。 ちなみに、私らの世代だと、フランクリン=雷だと思っている人が多いんだけど、今はそうでもないんですってね。というのも、最近はフランクリンが凧上げして、雷が電気であることを発見した、という百科事典的記述が、割と伏されていることが多いから。 っていうのは、これを大々的に載せちゃうと、マネする奴が出て来るんですって。で、雷の日に凧上げて感電する奴が沢山でる。それが困るので、あまり言わないようになったのだとか。 実際、フランクリン自身もあの実験で死にかけてますからね。いい子は絶対に真似しないように。 ま、とにかく、フランクリンって奴は、マジで万能の天才だったんですな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 23, 2023 02:00:07 PM
コメント(0) | コメントを書く
[教授の雑感] カテゴリの最新記事
|
|