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カテゴリ:教授の雑感
愛知県(正確には瀬戸市)が、藤井聡太八冠の地元ということもあって、連日、彼の偉業をたたえる報道で持ち切りよ。
ところで、私も下手の横好きというか、将棋は嫌いではないもので、藤井さんの番勝負はよく見ているのだけど、先日の王座戦第4戦のクライマックス、たまたま見ておりまして。 もちろん藤井さんを応援しているので、終盤、永瀬王座の大勝勢であることにいささかガッカリしつつ、ああ、もう負ける。あと一手で負ける、と、思って見ていたわけ。 ところがそこで、永瀬王座がまさかまさかの悪手を打ち、98%くらいの勝勢だったのが、一気に逆転してしまった。その瞬間を見ちゃったのよ。うそ~!!って感じ。 で、そうなれば詰将棋に強い藤井さんが、チャンスを逃すはずもなし。頭を掻きむしって悔しがる永瀬王座を前に冷静に駒を進め、見事王座奪取。永瀬さんが負けを認めた瞬間もしっかりと目に焼き付けました。 まさに、劇的。こういうこともあるのね。第3局もそうだったけど、永瀬さんはあと一歩のところで惜しい負け方をして、さぞ無念だったことでしょう。 それにしても、藤井聡太さんはすごいですな。14歳でプロになり、21歳で八冠制覇だからね。ルドルフ・シュタイナーの説によると、人間は7の倍数ごとに変化があるそうですが、藤井さんの場合、まさにそれ。彼が28歳になった時、いったいどんな偉業を達成していることやら。 翻って自分のことを考えると、ワタクシの場合、21歳の頃はまだ大学生、28歳でようやく大学に就職か。35歳で結婚。49歳・・・ではなく50歳でエッセイスト・クラブ賞受賞。56歳で父を亡くしました。次は63歳か。私は63歳で、一体何を達成するのやら。 まあ、藤井さんと比べたって仕方がない。でも、まあ、それなりに自分が生きてきた爪痕を、ちょっとずつでも残したいものでございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 13, 2023 10:39:28 PM
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