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カテゴリ:教授の雑感
四月、新学年が始まって数日、教授連の間では「今年の〇年生、どう?」的な会話がよくなされます。「今年の1年生は、割と反応がいいね」とか、「それに比べて2年生はぜんぜん・・・」とか。
で、今日もそんな話をしている時に、某先生から「今年の2年生に、手癖の悪い学生が何人かいる」という発言がありまして。 ん? 手癖が悪い? 久々に聞いた言葉遣いだけど、どゆこと?? その先生、自作のテキストを実費(500円)で学生に買わせているそうなのですが、最初の時間に学生から500円を徴収しながら、お金を払った学生に山積みしたテキストを一部ずつ持っていくように指示したそうなのですが、学生の中にそのテキストを2部、持って行こうとする奴がいると。 で、それに気が付いて「君、テキストは1部ずつだよ」と注意すると、悪びれもせず1部返却したのだとか。その様子から、間違って2部取ったのではなく、意図的に盗もうとしたことが明らかだったと。 しかも、そいつ一人ではなく、そいつには仲間が何人かいて、その連中も1部の代金を支払って2部持って行こうとしたのだそうで。要するに、うまいこと2部、ばれずに持っていくことができたら、仲間と山分けにして、半額でテキストを手に入れようとしていたわけですな。 なるほど、これは確かに手癖が悪いわ。 たかだか500円くらいのものだというのに、自専修の先生を騙そうとする学生が一つの学年に何人もいる。それが自分の勤めている大学だと思うと、本当に嫌になります。 もちろん、人間にはいろんな種類のヤツがいる、嫌な奴も大勢いるというのは、文学をやっているワタクシにしたら当然、認識していることではありますが、学問をしようと大学にまで来ている若者の中に、こういう卑劣な人間が混じっているとなると、なんだか身の毛がよだつような感じがする。 もう、なんだか、ますます早く引退したくなってきましたわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 10, 2024 10:07:35 PM
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