食事改善をしていますが、これが毎日となるとなかなか大変です。
栄養療法外来の浜野ゆり先生(東京メディカルケアセンター)がご下記に紹介されています。
(1)タンパク質を毎食、十分に摂る。
動物性食品(肉、卵、魚)チーズ、ナッツ、牛乳や豆乳、その他の大豆食品(納豆、豆腐)
(2)甘い飲食物や精白穀類(白米、精白小麦によるパン、うどん、ラーメン、そうめん)は避け、
玄米や全粒粉のパンにする。
甘い菓子類は避けます。「砂糖不使用」と書いてあっても、原材料のところに
「果糖、ブドウ糖、液糖」とあれば避けます。
糖分の摂りすぎは体内のビタミンB群を消費し、せっかく食べたタンパク質や、野菜などからの
栄養吸収を妨害し、貧血などにもつながります。
また糖分の摂りすぎで体内の血糖値が不安定になり、このためイライラしやすくなる、
憂うつ、無気力、不安になりやすくなるなどの精神症状をとても起こしやすくなります。
(キシリトールがBESTなのですが、結構値もはりますし、うちはてんさい糖を使用してます。)
なお治療の初期、特に食事だけからの補給では難しい場合には、不足しているビタミンや
ミネラル、タンパク質などをサプリメントで補う必要があります。
市販のサプリは病状を治そうと思っても「治療」に使えるほどの能力がありません。
ドクターユーズおよび栄養療法の血液検査が必要です。
その他に気をつけるべき生活習慣は?といいますと、
・食後に運動すること
・十分な睡眠を取る
・ストレスを上手く受け流す
・禁煙
・飲酒を控える
・野菜・海草類を多く食べる・・・・・といった一般的な健康管理です。
通常の健康診断や病院での採血検査では検査値の見方がごく大ざっぱで、例えば「鉄欠乏性貧血」でも重症になるまで発見されません。
しかし実際には、そのはるか前から貧血は存在しており、貧血症状も出現するのです。
こうした段階の鉄欠乏性貧血で「無気力、憂うつ、悲観的気分」「パニック発作」「不眠」「のどの詰まり感」といった症状が出現しうるということは一般の医師は知らないことがほとんどですので「うつ病」「パニック障害」「不眠症」「更年期の不定愁訴」などと診断されて、抗うつ薬や精神安定剤などを処方されることも少なくないのです。
また、起立性低血圧やめまい、立ちくらみを頻繁に起こされる方も下記のように機能性低血糖症が潜んでいるとの文献もあります。
ひめのともみクリニック:機能性低血糖症に起因する女性の精神障害
姫野友美 先生 女性の心身症および精神障害に対するメディカルサプリメントの有用性について