大寒を乗り切る北欧薬膳
コペンハーゲンの気温は先週ほどではないものの雪が降ったり止んだり、十分に寒い日が続いています二十四節気のラスト・大寒のディナーは陽気を補うための鹿肉シチュー我が家には狩猟シーズンが終わるクリスマス前にまとめ買いしたジビエ肉がたくさんあるので冷え込む日や元気を出したい日に使っています。【鹿肉のシチュー】飛んだり跳ねたりと見るからに元気がよさそうな鹿は陽のパワーが強いと言われ、鹿肉は薬膳で滋養強壮に使われます。鹿肉料理は身体を作る精血を補い、体を温めて生きるパワーを底上げしてくれます。グロッグ(Glögg)に漬け込んだレーズンやスパイスを二次活用することでお肉の臭みを抑えて風味づけ、血を養い血流を調える、さらには消化機能もサポート最後に栗を加えることで香り高く滋養強壮効果アップも期待一見すると、よくイメージされる"薬膳料理"ではないけれど。寒さが続いてお疲れの方、冷え性さんや貧血、肌に艶が欲しい方、月経痛や早期閉経など女性ならではのお悩みを持つ方、一般的には老化防止にも北欧ならではの食材を活用した、北欧の冬にぴったりの実力派薬膳料理ですPoint 鹿肉料理は体を温める力が強いので 熱がこもりやすい方や暑がり(更年期で熱い/汗をよくかく)の方は控えるほうが良いとされます。 詳細ご希望の方はセミナーやご相談会などでお寄せください。 ⇩北欧のジビエ 〜 ヘラジカとキノコのシチュー ⇩北欧のジビエ 〜 トナカイとキノコのクリーム煮 【グロッグ(Glögg)に着けたレーズンやスパイス】一年で最も寒い時期とされる大寒の今は、気持ちを落ち着かせることも大切な養生中医学のバイブル、黄帝内経には「使志若伏若匿、若有私意、若已有得。」と記載されています。 心にあることを伏せるように隠すように落ち着かせる望みが叶ったように、もう手に入ったかのように満ち足りた気持ちで過ごすことが大切、という意味。まだ草木も動物も眠る寒い時期。春夏のように思ったことをどんどん話したり行動したりではなくもうすぐ訪れる春の準備のために心も体も暖かく落ち着く養生を私も意識したいと思います#北欧生活 #北欧薬膳ライフ #大寒の薬膳