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2018.02.05
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テレビドラマ待ったなし・・・というか待ってますという印象の,鯨統一郎の旅行歴史ミステリーの連作短編集を読んだ。
○ストーリー

北海道に行き,石狩川観光を楽しんでいた歴史研究家女性3人組は,川に流れている女性を救う。この女性が襲われたのは,石狩川のレジャーランド開発に関わる殺人事件と関連していた。歴史と事件の歪みを正すために,彼女たちは立ち上がる。

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鯨統一郎の複数のシリーズのキャラクターたちが,クロスオーバーで一緒に活躍するという鯨統一郎ファンにとってはプチ贅沢なシリーズだ。

「すべての美人は名探偵である」というシリーズで始まったのだが,その後出版社を変えて連作短編集として続いており,シリーズ4作目,連作短編集3作目となっている。

鯨統一郎の作品キャラクターがシリーズを超えて集まっていてもうれしいのは僕と,あと日本中に何人いるのだろうか?ちょっと不安だ。

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「大河伝説殺人紀行」というタイトルから,歴史ミステリーの要素もあるのだからNHKの大河ドラマつながりかと思っていた。それが今回の作品でのつながりは”河”,水が流れている地理的な”大河”ということだった。

歴史旅行ミステリーとして,ドラマ化を目指していたのは明らかなのだけれど,そのままでは訴求力がないと感じたのだろうか?一連のシリーズタイトルも変わっているし,時々描写される乗用車のブランドも不自然だ。別に車種なんて曖昧にしておいて,きちんとスポンサーが決まってからいろいろな心配をすればよいと思うのだが。

とくにつながりがなく,3つの河を舞台にした事件に主人公たちは巻き込まれる。誰か早いところテレビドラマ化してあげてくれ。

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「石狩川殺人紀行」:札幌に行った歴史研究家女性3人組は,石狩川に流れている女性を救う。それはレジャーランド開発に関わる殺人事件と関連していた。・・・定番をそのままなぞったような展開と,少しだけ観光要素が入っている。キャラクター小説としては成立しているので,ファンは満足なのだが,初めて読む人は不満を感じるだろう。最初の中編がこれではツライものがある。
「利根川殺人紀行」:2年前に起きた乱闘事件がきっかけと思われる殺人事件が幸手で起きた。そこに居合わせた3人の美女が,混乱した状況を解き明かす。・・・水塚と呼ばれる蔵が紹介され,それがミステリーにつながるかと思いきや,そんなことはなくサクサクと物語は進む。ホストの男,水商売の女,が容疑者って,あまりにもありがちなような。
「信濃川殺人紀行」:長野県のある町を二分している暴力団の一方の組長が病死し,もう1人が刺殺された。一触即発の町に3人の美女が訪れる。・・・何やら日活ヤクザ映画のような世界観が展開される。それだけで終われば良かったのに,殺し屋みたいな不自然な要素を入れるから,現実から遠い世界観になってしまっている。援護しずらいなあ。










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Last updated  2018.02.05 22:19:58
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