テーマ:気になる放射線(29)
カテゴリ:ガイガーカウンタの選び方
前回書いたとおり、一般の方が原子力発電所の事故対策としてガイガーカウンターなどの放射線測定器を携帯するのであれば、小型軽量の警報機タイプをお薦めします。まず第一に自分の身を守ることが大切ですからね。
事故後、普段の生活に戻った後に、食物や身の回りの品が放射線汚染していないか気にする方も多いと思います。放射線は目に見えず、無味無臭ですから、大丈夫と思ってはいても、とても不安だと思います。 そんなときは、表面汚染検査用のガイガーカウンターをご使用になられると良いと思います。 これは、文字通り、食物や衣類などの身の回りの品が放射線汚染していないか検査するための放射線測定器です。 機種選定の注意点はというと、 ・測定核種は?・・・α線やβ線は人体の皮膚表面で止まります。よってα線、β線を測定できるタイプが良いでしょう。 ・測定感度は?・・・××CPM/μSv/hや、××CPM/mR/hなどの単位で表されます。××の数値が大きいほど、感度が良いことになります。なるべく感度の良い機種を選びましょう。 ・アナログ表示かデジタル表示か?・・・メータ式の物が、デジタル式の物かは、結構重要です。アナログメーター式の物は、振動で針が振れて数値を読みづらいです。また、人によって読取誤差が発生することがあります。その点デジタル式は、数字で結果がわかりますし、カウント数表示などもできる機種であれば、一定時間内のカウント数を測定して、同一機種による他の測定結果との比較が正確にできますので便利です。アナログ式の方が価格は全般的に安いです。 ・その他 大きさや重量など・・・取扱し易い物を選ぶ必要があるでしょう。 上記のような要求を満たすガイガーカウンターとして、Inspector+をお薦めいたします。 α線、β線、γ線に感度があり、測定感度も3500CPM/mR/hと高感度です。デジタル表示でCPM表示やタイマー付カウント数表示も行えます。大きさや重さも手頃です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.09.15 11:24:27
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