艮の金神本拠地訪問
近所の氏神様敷地内にある羽黒山大権現の前でお祈りをしていた時に、頼みがあると言われ、玉をある場所に納めて欲しいと言われました。 場所の名前は言われませんでしたが、直感で艮の金神様の本拠地だと思いました。 今年艮の金神様の本拠地を訪問するつもりでいましたが、いつ訪問すべきか迷いました。 月齢カレンダーを見ていたら、8月11日が今年最大のスーパームーンであることがわかり、迷わずこの日に確定しました。 玉を納めるとなると神職様のお力も拝借した方が良いように思い正式参拝する方向で全て計画を立てました。 富山在住の友人と一緒にバイクで行く予定でしたが、なんと移動日の8月10日は台風の進路が正に岐阜を北上してくる予報になっていました。 朝天気予報を見た時にこれはお試しで、それでも来るのか?と言われているように感じました。 友人に「今日行きたい!」と伝えたら、案の定「こんな暴風雨の日に原付では絶対に行かない!車だったら行く!」と言われました。 免許は持っていますが、免許を取って以来一度も運転したことがない私が台風の日に岐阜のくねくね山道初運転はあり得ないと返事しましたが、友達は車で行く方向でどんどん話を進めていました(大汗) 友達の家の近くの広い駐車場で友達の旦那さん指導の下、30分程車の操作、運転をし、その後路上に出てスーパー等に立ち寄り家まで戻りました。 友達の旦那さんも大丈夫だと言ってくれ、私も大丈夫だと思ったので、いざ車で出かけることにしました。 岐阜のくねくね道を走っているとどんどん台風がひどくなってきます。川沿いを走るのですが、抹茶色の濁流が恐ろしいことになっています(怖) 携帯に長良川地域の避難警告が入りました。 原チャリだったら完璧吹き飛ばされている暴風雨です。 途中あまりの暴風雨に片方のワイパーが壊れてしまいました。 何かが外れただけだったようで、途中道の駅で何とかもとに戻しひたすら走り続け、何とか宿にたどり着きました。 翌日早朝の正式参拝に備え、その日は早めに眠りに着きました。 その日は夢の中にとてもとても大きな虹が出て来て、虹の先端をまじまじと夢の中で眺めていました。 翌日は昨日の台風が嘘のような快晴でした。 早朝まず長滝白山神社に参拝しました。凄いです。台風後の雨水が境内を小川のように流れていましたが、それがまたこの神社に良く似合っていました。平泉寺白山神社と同じ空気を感じましたが、高知県のそれはそれは山奥にある小松神社に似ていると思いました。 次に正式参拝の予約をしていた白山中居神社を目指しました。 宿泊先の宿が予約等を行ってくれ、玉串料も宿から納めて下さいました。 宮司様がとても素敵な方で正式参拝の作法等いろいろ丁寧に教えて下さり、一人一人丁寧に玉串奉納をさせて頂きました。 正式参拝後なぜか魂が震えてきて涙があふれてきました。 正式参拝後境内の社殿やご祭神の説明などもとても丁寧にして下さり、社殿が出来る前は磐座に降臨された国常立命、そして境内の前を流れる川の神様である瀬織津姫をお祀りしていたと言い伝えられているということを教えて下さいました。 白山中居神社の由緒に上記の神々の名前は出てきませんが、平安時代から江戸時代初期にかけて、藤原能信、藤原秀衡、今川義元、柴田秀勝、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など、数多くの武将の信仰を受けていたことからもとても重要な神社であることが伺えます。 藤原秀衡は源義経の影響で瀬織津姫を信仰するよになったと言われおり、歴史上から消されてしまった瀬織津姫を後世に伝えるべくここでも重要な役割を果たされています。 瀬織津姫を調べていても分からなかったことが、視点を変え白山王朝から調べ始めたことで一気に謎解きが加速しました。 「白山神社と太陽信仰の研究」という古代史研究の学者が書いた本を今読んでいるのですが、凄い本です。伊勢神宮と白山神社の関係、白山の本当の隠された神様、伊勢神宮の本当の神様等を古文書、地名、地図、時代考証から推論を冷静に裏付けしていく手法が素晴らしいです。 後日こちらの本についても日記に書きたいと思います。 こちらの神社、ご本殿真後ろの縄文杉のド迫力にも驚きます。 目にした瞬間、「わっ、びっくりした!」と思わず口走ってしまいました。 畏れ多くて畏怖の念が自然と湧き上がってきます。 大杉も有名ですが、地元の方は皆こちらの縄文杉の方をお勧めされます。 大杉、九頭竜湖、穴馬神社、白龍神社に立ち寄り、最後に平泉寺白山神社目指しました。 こちらの神社は台風後の清掃が大変だった様子でしたが、それでも凛とした空気は相変わらずでした。 どの末社で柏手を打ってもとても響き渡り、神社の清浄さが伝わってきます。 九頭竜湖周辺の長滝白山神社、白山中居神社、平泉寺白山神社は本当にどこも素晴らしい神社です。 機会があったら是非是非一度は訪れてみて下さいませ。 この後、本当は白山登山を予定していたのですが、友人を置いていくことはできなかったため、白山登山はまた来月出直すことにして帰路に着きました。 東京に戻る飛行機の窓から外を見た時に綺麗な虹が見えたので写真に納めたら、何やら不思議な物体が写っていました。肉眼では全く見えなかったので不思議です。 緑の横長の物体は拡大するとなにやらマークのようなものに見えてしまいます。 何かの暗号でしょうか・・・